=戦闘訓練編= サクセンセレクト
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峰田の能力はどちらかというと防衛・迎撃向きだから不安になるのも無理はない。
だが峰田、心配することはない。
「頼りってお前、相手はどっちも戦闘力高い瀬呂と切島だぜ?カンがいいだけの俺を主軸に行くのは無茶どころか無謀レベルだ。特に今回のルールだと瀬呂が厄介すぎて勝てるイメージが沸かねーっつうの」
「そこを何とかするのがお前だろ!?頭脳派担当さんよぉ!?」
「いやいや無理無理勝ち目ありません。ぶどうとそうめん装備してタイガー戦車と戦うようなものです。この訓練は早くも終了ですねー」
「プルスウルトラする気概が微塵も感じられねぇ!?」
ぶっちゃけありえない☆(勝ち目が)。
爆豪と真正面から殴り合い出来る超タフネスの切島はこのクラスどころか作中でもトップクラスの耐久力だ。瀬呂は単純に能力の応用性が高くてかなりキツい。正面から戦り合ったら間違いなく負ける上に、相手はヴィラン故に無理して攻めないでもタイムアップ狙いで十分勝利条件を満たせる。切島はともかく瀬呂はその辺の勘定が出来る男だ。
しかし、そんな俺のまっとうな意見に対して周囲からはブーイングが浴びせられる。
「おいおい水落石、あんだけ麗日にズケズケ言っておいて自分がやるときは始まる前から諦めるって無責任だろ。ヒーロー科なんだから逆境くらい跳ねのけろよ!!」
「そーだそーだ!ミスター砂藤の言うとおりだ!!根性なしの臆病者ー!!」
「ね、ね、つくもちゃんもそう思うよね?」
『え、ええ?その、えっと………』
急に話を振られたつくもちゃんがオドオドしている。かわいい。
『けっ、ケガとかなく終われたら一番いいと思うんですけど……ああ、でも勝てないってわかってもピンチの時には前に出なきゃいけないのがヒーローだし……わ、私!お二方をいっぱい応援しますから……プルスウルトラ、ちょっとだけやってみましょ?ねっ?』
「よーっし峰田!いっちょ限界突破やってみますかぁ!!」
「オイラたちのコンビネーションなら絶対やれるぜ!!」
「単純っ!?」
――ああ、男って本当に分かりやすい生き物だと思わないか、峰田。
――お前とは美味いグレープジュースが飲めそうだぜ、水落石。
その日、俺たちは心の友となったのだ。
= 峰田実とソウルフレンドになった!! =
ああいう可愛い子に限って女子に嫌われる率が高いのは何故じゃ。某所のアンケートではジャンプのむかつくヒロインランキングに麗日さんの名前があってマジで唖然としたぞ。あれは詳細不明なんだけど何がどうなってあの結果になったんだろうか?
「で、実際問題作戦とかあるのか、水落石?」
「ん、そうだな……まずは敵の出方でありうるいくつかのパターンを考
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