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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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カツラ:「ヒカリちゃんも、このままでは
危機な状態じゃっ、、」



ヒロシ:「何っ!」


カツラ:「恐らく、もってあと五分じゃ」




ヒロシ:「なら、カツラさんのブビィで!
、、いや、ダメか!この低温空間で炎技を
使ったら膨張してトラックが爆発してしまう!」



カツラ達は危機的状況に陥ってしまった。







ワタル:「大人しく出てこい。
早く氷を解除しなければ、命は無いぞ」








ヒロシ(トラックごと凍らせて
俺たちが降参するまでこの氷を
解除しないつもりか!
恐らくドアも凍って開かない!
くっ!どうすれば!)


ヒロシが頭を使い考えていると、、、







カツラ:「ヒロシ君、、。
ワシが外に出て、奴らが油断した時に
コンテナに積んである全ての
モンスターボールからポケモンを解放し、
奴らを撹乱(かくらん)して
その間にヒロシ君はヒカリちゃんを連れて
逃げるんじゃっ。後はワシが食い止める」



ヒロシ:「でも!そんな事したら!」





カツラ:「恐らくトラックの下にエレクがおる。
ワシがエレクに指示をし、
コンテナのドアを破壊する。
、、、大丈夫じゃっ。責任はワシがとる。
ここは大人しく降参するんじゃ」



ヒロシ:「ダメです!カツラさんを
1人置いては行けません!
ヒカリちゃんの事は俺たちのポケモンに
頼んで、俺はカツラさんと一緒に戦いま、、」



ピッ(無線機)



カツラは無線機の電源を切った。





カツラ:「あとは頼んだぞ」







カツラはトラック無線のスイッチを
再び押そうとした。



カツラ:「、、、」



カツラの腕が無線スイッチに伸びたその時、、




スッ(ヒカリの手)



カツラ:「!?」


ヒカリは凍てついた手を伸ばし、
カツラの手を引き止めた。





カツラ:「ヒカリちゃん、、、」





ヒカリ:「っ、、ダメですよ、、カツラさん。
、、、まだ諦めちゃ、、ダメです、、」



カツラ:「ヒカリちゃん、動いてはならんっ。
動くと熱を奪われてしまう!」




ヒカリ:「、、もう、、少しで、、
来ます、、から、、、きっ、、と、、、」






カツラ:「ヒカリちゃんっ、、、」




ヒカリ:「、、、」


ヒカリは意識が遠くなり、
ついに言葉を発せない状態になった。





ピッ(トラック無線ON)




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