ヴァイスは変身するのか
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の早さに感心するヴァイスだったが、倒れている中年男の足元に薬が落ちてるのに気づく。
『いきなりで悪いんだが、少し付き合ってくれないか?』
「「え?」」
そしてヴァイスはベルトさんに案内されるまま、トライドロンを走らせるけど到着したのは行き止まりだった。
「おい、行き止まりだぞ?」
『NoProgram。心配ご無用さ』
「「え?うわっ!?」」
2人が驚くも無理がない。なぜならいきなり目の前の壁が開いて坂道になっていたからだ。さっそくトライドロンを発進させて坂道を下ると、先程の出入り口が閉じてしまった。されから進んで到着したのは、巨大な設備の整った空間となっていた。
「なにこれ…凄い!?」
「こんな場所、いつの間に…」
『ようこそ。ドライブピットへ』
「「ドライブピット?」」
トライドロンを決められた場所に停めて、2人がベルトさんを持って降りる。そしてベルトさんを目の前の台車に接続した。
『さて、今日からここが君達と私達の秘密基地だ』
「秘密基地?」
『ロイミュード108体を全て倒す為に』
「おいおい、ロイミュードって奴らは108体もいるのか?」
『そうだ。しかもコアが無事なら何度でも復活する』
「コアが無事…」
ティアナは気づいた。【088】と【042】が破壊したけども、【029】はどっかに逃げてしまった事を。
その頃、どこかのビル。そこになんとかここまで逃げてきた、あの【029】のコアが漂っていた。
「クソ…まさか、あれが!」
「大丈夫か?」
「ん?うわっ!ハート!?」
するとハートと呼ばれる赤いコートを着込んだ青年が【029】の目の前に立っていた。
「この調子だと大丈夫そうだな。ほら、新しい体だ」
ハートはコブラをモチーフにしたシフトカー改め、バイラルコアを【029】のコアに与えた。
するとコアが入ったコブラバイラルコアが、コブラロイミュードボディになって【029】が復活した。
「ハート。なんとお礼を言えば」
「友を助けるのは当然さ。ところで、誰にやられたんだ?」
まるで好奇心の強い子供のような顔で【029】に尋ねるハートだった。
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