ヴァイスは変身するのか
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中年の男がジョギングをしていると、立ち止まってポケットから何かを取り出した瞬間。
「うわっ!?」
いきなり重加速に襲われてしまう。さらにあの男がコブラロイミュード【029】になって近づいてきた。
「お前は…ダメだな!」
そう宣言すると【029】は中年の首元を掴んだ途端。その中年は体が赤く変色し始めて、さらに意識が朦朧としているのが分かる。だが、突然【029】の腕と足がオレンジのロープで縛られた。
「ん?バイントか?」
「そこまでだ!」
そして【029】の前にデバイスを出したヴァイスとティアナが立っていた。
[驚いたな…まさかどんよりで動けるなんて…]
ヴァイスは本当にシフトカーを持っているだけで、この現象でも動けると信じられずにいた。だけどティアナは拳銃型デバイスで【029】に話を続けた。
「大人しく投降しなさい!さもなければ…」
「ふふふふ、ヤなこった!!」
しかし【029】は肩とかを軽く動かしただけでバイントを壊し、そして片手の銃口からエネルギー弾を撃った。
「危ない!?」
「きゃ!!」
すぐにヴァイスはティアナを抱きしめながら避けた。
「大丈夫か?」
「ええ…なんとか」
「クソ!」
すぐにヴァイスもデバイスを構えると、目の前に蜘蛛をモチーフにしたスパイダーロイミュード【045】と、コウモリをモチーフにしたバットロイミュード【088】が現れた。そして【045】と【088】はヴァイスを殴ったりと攻撃してきた。
『仲間がいたのか?』
「たく、どうすんだよ。この状況!」
「その心配無用だ!」
ベルトさんが叫んだ瞬間、トライドロンが勝手に動き出して3体に向かって、マシンガンを撃ちながら突進してきた。すぐに3体は避けたりしたが、その隙に赤いシフトカーが何かを持って、ヴァイスに向かって走って来た。そしてヴァイスが赤いシフトカーを手にした瞬間、腕には車のレバーみたいなブレスレットが着けられた。
「なんだこれ…おい、ベルトさん!俺をどうする気だ!?」
『それはズバリ…変身して、私とシフトカーを乗りこなすんだ』
「はぁ?だからなに言って!」
『君は過去の出来事で、大切なものを壊しかれたはずだ』
ヴァイスはベルトさんの言葉に思い出していた。自分の失敗で、妹を傷つけてしまった事に。そして今度は目の前で人が襲われているのを。
『だが、私と仲間たちが居れば…この止まった時間の中でも自由に動き。そして重加速を操るロイミュードを相手に戦う事が出来るのだ。それが、戦士ドライブだ!』
するとヴァイスは先程とは全く違う感じに目をした。それは2年前から止まった自分の時間を動かし、心の中のエンジンを掛けた。
「使い方…教えろよな」
『では、まず最初
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