暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ほら!!柔らかいでしょ!?
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
/4《よんぶんのいち》のジャンプって何?」

話し合うために顔を合わせていた俺たちだったが、一度全員が同じ方向を向いて競技名を見る。ただ、見たところで深くまでわかるわけじゃないから、意味はないんだけどね。

「基準の1/4飛ぶってこと?」
「そうなの・・・かな?」

一番最初に予想されたのは、何かしらの基準があり、その1/4の距離までジャンプするというものだ。

「もしそうだったらレオンはダメだね」
「え?なんで?」

シェリアの声にレオンが不服そうなトーンでそう言う。大は小を兼ねるっていうし、運動性能でいけばレオンが一番向いていると思うのは俺だけだろうか?

「ねぇ、レオンならどれだけ遠くてもうまく飛べるんじゃないの?」

なので聞いてみることにしたが、シェリアは静かに首を振ると、レオンが向いていない理由を話す。

「レオンが手加減できた時ってある?」
「あぁ・・・」

そう言われると、記憶にない。こいつ的には手加減しているつもりなんだろうけど、そんなにできている印象はない。基本的には全力で戦っている気がするから、うまく加減することは難しいかもしれない。

「となると俺たち三人の中から選ぶのか・・・」

シェリアはもうここからのゲームにはプレイヤーとして参加することができない。なので残された候補は、俺、ウェンディ、ソフィアの三人だ。

「わかってると思うけど、慎重に選ぼうね」
「初戦を取られた後だからな」

最初のゲームで敗戦してしまった以上、このゲームは絶対に落としたくない。もし負けると残りの三戦全勝が必須になる。リオンさんとカグラさん、最低でも一人はプレイヤーの権利を残している状況でそうなると、ほとんど試合が決まったも同然だからな。

(となるとここは・・・)

自分でいうのもなんだが、このゲームは俺が適任なのではないだろうか?さっき予想した通りのゲームなら、俺の目で距離を推測することは可能だし、何より初戦の失態を挽回できる。これほどまでにいいタイミングはないかもしれない。

「私に行かせて!!」

一人決意を固めていると、その横から全員に聞こえるようにと大きな声で立候補するものが現れる。その声を聞いて、全員がそちらを一斉に向いた。

「う・・・ウェンディ?」

名乗り出たのはなんとウェンディだった。まさか彼女が名乗り出るとは思っていなかったので、呆気に取られてみんな言葉を発せられないでいる。

「いいよね?私が行っても」

みんなに承認を求めるべく視線を送る少女を見て、何か勝算があるのだと思った。

「うん、いいと思うよ」

自信がある人に任せた方がいい。そう思った俺は彼女が出ることに賛同する。

「俺もいいよ」
「ソフィアもそうもう」
「頑張
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ