暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ほら!!柔らかいでしょ!?
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
シリルはやっぱりMだったの!?」

その表情を勘違いしているウェンディとソフィアが一歩迫ってくる。その圧力に押されて一歩下がるが、彼女たちが詰め寄ってくるから距離が開くことはない。

「レオンじゃなくてソフィアに触らせてよ!!」
「ぎゃあ!!」

抱き付くようにお尻に手を回してくるソフィアに悲鳴のような声が出る。元はといえばこいつがあんなことのが原因なんだが、こいつはそんなことを気にすることなくお尻を揉みしだいてくる。

「ダメ!!シリルは私の!!私のなの!!」

下半身にしがみつく少女と同じようにお尻に抱き付くウェンディ。二人が下半身にしがみついている格好なため、どうしても動くことができない。しかも二人とも女の子だから、力つくで引き剥がすのも気が引けるし・・・どうすればいいんだ?

「ソフィア!!シリルを離して!!」
「いいじゃん!!二人で楽しもうよ!!」

体を使ってソフィアを引き離そうとしているが、彼女も負けじと押し合っており離れていく様子がない。

「二人ともやめて・・・ダレカタスケテー!!」

人の体を中心にしてよくわからない戦いを繰り広げている二人の少女を前に、遠目から見ている対戦相手たちに助けを求める。五人は何やってんだかという目で見ているが、このままだと先に進めないと考え、このカオス状態を何とかすべく救出へとやって来てくれたのだった。





















『えー・・・それでは!!第二戦を開始します!!』

先程の妙な争いからようやく解放された俺とレオンは三人から距離を空けつつ次の競技の発表を待つ。あのあとはソフィアがカグラさんに飛び付いたり正気に戻ったシェリアが顔を赤くしてうずくまったり、ウェンディに至ってはあまりにも激しく行き過ぎたと考えて自分のお尻を触らせて相殺しようとしたり大変だった。タッチ程度に止めておこうと思ったけど、リオンさんから後でしろと止められたので正気を保ち、現在の落ち着いた状態に戻ったのだった。

『第二戦のゲームは・・・』

例によってボタンを押してまた押してを行う司会者。そして魔水晶(ラクリマ)ビジョンに映された競技は、またしても不思議なものだった。

『第二戦のゲームは《クォータージャンプ》です!!』

司会のお兄さんがボタンからこちらへと体を向け直し、マイクに向かって大声で叫ぶ。

『それでは!!ゲームが確定しましたので両チームはプレイヤーを一名選出してください!!』

バラバラになっていた五人が円陣を組むように円くなる。その中で、ビジョンが見える金髪の少年と赤紫髪の少女は、いまだにゲーム名を見て考えを巡らせていた。

「クォーター・・・1/4(よんぶんのいち)?」
「|1
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ