166部分:第二十二話 返し技その一
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第二十二話 返し技その一
返し技
「ミリオンゴーストアターーーーーーーーーック!!」
アステリオンは無数に分身しそのうえでそれぞれインプ達を蹴っていた。インプ達はそれを受けて無残に倒れそのまま動けなくなってしまった。
「ファントムアローーーーーーーーーッ!」
続いてトレミーが矢を放つ。それは次々とインプ達の胸を貫き倒していく。白銀聖闘士達はそれぞれ持てる最大の力で闘っていた。
「くっ、これが白銀聖闘士の力だと!」
「何という力だ!」
インプ達も彼等の闘いを見て思わず悲鳴をあげた。
「強い、半端ではないぞ」
「こうなってはまずは」
「おっと、青銅もな!」
「貴様等には遅れは取らん!」
まずはブラウとゾルダが動いた。
「フライングウィンド!」
右手から繰り出した風がインプ達を吹き飛ばす。
「ランブルフィッシュ!」
続いてゾルダが八方に爪を放つ。それで敵達を切り裂いていく。
青銅の者達は二人だけではない。サミュエルとザンドルフも。その攻撃を放った。
「アナザーデビル!」
「レジェンドクロス!」
それぞれ鎌の様に左手を唸らせ、十字の形で手刀を繰り出す。それ等の技もインプ達を撃つ。インプ達はその攻撃を受けても吹き飛ばされていく。
「これが青銅か!?」
「こいつ等もこれだけ強いのか」
「貴様等は所詮は雑兵」
ゾルダが彼等に対して言った。
「その程度だ。しかし」
「しかし?」
「我等は聖闘士だ。このことを覚えておけ!」
「どういうことだ!」
「聖闘士は皆音速の拳を持っている!」
ブラウも言ってきた。
「それだけの速さと威力があるということだ!」
「貴様等がどれだけいようとも!」
ザンドルフの言葉である。
「俺達の相手ではない!」
「シュラ様の御命令だ」
サミュエルも攻撃を放つ。
「ここで貴様等を。倒す!」
彼等は六人で圧倒的な数のインプ達を倒していた。そしてシュラとサガは。それぞれ狂闘士達と対峙しているのだった。
その対峙の中で。クリシーヌはシエラに顔を向けて問うてきた。
「ではシエラ様」
「はい」
「三人一度にですね」
「そうです。あのビルフォードとバドを破ったこと」
シエラはそのことを忘れてはいなかった。
「それを考えれば」
「成程。それではです」
「三人一度にかかります」
「わかりました」
「それでは」
パイソンも彼女の言葉に応える。
「三人で一度に。それで」
「はい。カプリコーンよ」
シエラは今度はシュラを見据えて言ってきた。強い目であった。
「これで貴方を。覚悟するのです」
言いながら構えに入った。そしてそのうえで跳ぶ。まずはシエラが仕掛けた。
「行きます」
シエ
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