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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第239話 攻略不安要素
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にありがとう を繰り返すユウキ達と何度も言葉を交わし、肩をぽんぽんと叩きあった後に リュウキがやや 遅れている事に気付いたレイナが振り返った。
何やら ホロ・ウインドウを見ている様だ。
「ああ。悪い。用事が出来たみたいだ」
どうやら、何かメッセージを受け取った様だった。
この世界ででも、リュウキはたまに依頼を受けたりする事はあった。依頼者はクリスハイトであったり、アルゴであったり、更に言えば 仲間内でのお手伝い募集中! と言った具合に幅広い。
流石にそれ1つ1つを逐一監視する様な真似はレイナは止している。
例え リュウキの事を明らかに好意的な目で見ている人であったとしても……、束縛する様な事は 基本的にはやらない。重たい、と思われてしまうかもしれない、と感じる時があったからだ。
……正直な所、今更感はあるし、レイナの事を
想
(
・
)
う事はあっても、
重
(
・
)
い、と感じる様なリュウキじゃない、と言うのも周知の事実なのだが……、その辺りはレイナの試行錯誤の末の答えなので、微笑ましく傍観しつつ、たまにからかったりする、そして頻繁に頬を膨らませる、と言うのが、最近の導き出したレイナのスタンスだったりするのだ。(アルゴ情報)
「だから、アスナ、レイナ。先に上がっていてくれ。……確か、2人は18時までには 家に戻って無いといけないんだろう?」
「え、あっ! もうこんな時間なんだー! お姉ちゃんっ」
「あ、了解っ! リュウキ君、ありがとう。ちょっと危なかった」
現在の時刻を慌てて確認し直したレイナとアスナは、慌てて礼を言った。
よくよく時刻を確認すると、もう17:40を回っている。リュウキだけではなく、仲間内では皆が知っている家庭の事情、と言うモノだ。今までも何度かあったから。
「じゃあ、リュウキ君も、また 明日ね?」
「明日は頼っちゃうからね? 白銀の勇者様っ」
「……はぁ、アスナ、それヤめてくれ」
ぱちんっ、とウインクをしながらそういうアスナ。
何処か悪戯をしようとする表情は、本当にレイナとそっくりだ。元々非常によく似ている姉妹だが、今はそれ以上に感じる。もう長年の付き合い。普通の年月よりももっともっと濃い時間を共にしてきて、何度も顔を合わせて、2人の違いは、もうはっきりと判っているリュウキ。それも心を通わせ、特にレイナの事を本当にたくさん見てきたリュウキであっても、真剣な時の表情と、今の表情ででは 本当に、かぶって見えてしまい、どっちがどっち? と思わず二度見をしてしまう程だった。
「あはっ、リュウキくん、ほんと 頼りにしてるからねー?」
「……ああ。善処はするよ」
レイナはレイナで、アスナにからかわれてるリュウキを見て、やっぱり可愛さがあって良い、と笑っ
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