第3章:再会、繋がる絆
第63話「暴走体と勘違いと」
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を再現している?偽物のようにコピーしたのではなく...。)」
導王流を導王流で相殺し、椿の矢は創造魔法による剣で防がれる。
そんな中、僕は暴走体を観察する。
「(...相変わらず、霊力はない。...多分、再現できなかったのだろう。)」
霊力を込めた一閃で暴走体を弾き飛ばす。
身体強化や防御に込めていた魔力を霊力で削いだから弾き飛ばせたのだ。
「(...力や魔力自体は僕より上...だけど、やはり霊力の有無が影響してるな。)」
相手は魔力。対してこちらは霊力。
霊力は魔力を打ち消すので相性が良く、僕らが押していた。
「やはり...理性がない分、対処がしやすいっ!!」
自分の戦い方は自分が一番理解している。
理性がないので、戦法が常に変化する事がなく、容易に誘導する事ができた。
霊力で魔力を削いで弾き、そこへ椿の追撃が迫る。
暴走体の強さは把握したため、こちらが常に押している。
「....我ながら、厄介だなぁ...。」
「押してはいるのに、中々倒せないわね...。」
戦況はこちらが圧倒的有利だ。おまけに既に小さいダメージなら与えている。
でも、それでも暴走体は耐え凌いでいる。...まるで僕みたいにしぶとく。
「そこまで再現しなくていいじゃないか...。」
「理性がない分、そこからの逆転が脅威ではないから助かるけどね。」
時間はかかるが、確実に勝てる相手。
仕方がないので、僕らは辛抱強く暴走体が力尽きるまで戦った。
=out side=
「ジュエルシードの反応、発見しました!」
「っ...!」
優輝が倉庫で戦っている一方、アースラでも動きがあった。
結局、クロノ達はロストロギアであるジュエルシードの回収を優先した。
その過程で、優輝(偽物)を捕縛しようと決めたのだ。
「これは...結界!?ジュエルシードが単体で結界を...!?」
「...周囲に被害が出ないだけ、儲け物だと思え。...油断はできないが。」
かつての事件とは決定的に何かが違う。
そう思いながらも、クロノはなのは達を現場に向かわせた。
「(ジュエルシードとの戦闘経験が多いなのは達なら多少の事は大丈夫だろう。...だが、問題となるのは...。)」
クロノはそこで優輝の顔を思い浮かべる。
本当に優輝なのかと疑ってはいるが、優輝と同じ能力なら厄介だと思っているからだ。
「(もし優輝が現れたならば、現場の面子ではきついかもしれない。....いつでも出れるようにしておかなくては。)」
何事にも対処できるような心構えで、クロノはサーチャーによる
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