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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic11-A運命の子供たち〜Prinzessin Vivio〜
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これでフォワードは解散な」私は先にフォワード4人を退室させることにした。ここからの話題は隊長陣限定で進めたい。4人は「失礼します」と一礼して、ミーティングルームを後にした。
「・・・あ、そう言えば、ルシル君ってどこに出掛けたの?」
これから次の話題に入ろうって思うたその時、なのはちゃんがそう訊いてきた。それはこれから私が始めようとしてた話題に関係することやから、この質問への答えから話し始めることを決めた。
「ルシル君な、地上本部に行ったんよ、なのはちゃん」
「え、地上本部? どうしてまた・・・」
小首を傾げるなのはちゃんに「実はな・・・」ルシル君が職務を一時的に放棄してまで出掛けた理由を私は伝えた。昨日の一件で地上本部に目を付けられてしもうたこと。そんでこの機動六課を、地上本部の息の掛かった査察官が臨時査察したいってことを。これが次の話題の内容や。
「え、それってかなりまずくない・・・?」
「うん、まずい。
機動六課
(
うち
)
はツッコみどころ満載の部隊やしな。新人を多く採用して、1年間限定ってゆう時限付きにすることで、この部隊の本質を隠してたんやけど・・・」
「地上本部の査察ってすごく厳しいのが有名だし。もし査察でアウト食らってシフト変更や配置換えなんて受けたら、六課の運営がガタガタになること間違いないよ」
私とフェイトちゃんで「はぁ・・・」大きく溜息を吐いた。そんでなのはちゃんは「あ、だから・・・」ルシル君が地上本部へ向かったその理由に思い至ったようや。
「特務調査官として六課に常駐してるのに、地上本部から査察させろ、なんて言われたらさすがにルシル君も怒るよね・・・」
「そりゃもうカンカンやったよ。内務調査部からその連絡が入った時、ルシル君も素になって、あのクマ髭オヤジめ、俺にケンカを売るとは上等だよ、後悔させてやる!って、湯呑みをこう・・・握り潰して粉砕したしな」
「怖かったですよ〜、あの時のルシル君・・・」
リインがぶるっと体を震わせた。なのはちゃんはそれを聞いて「クマ髭オヤジってゲイズ中将のことだよね・・・。毒舌だなぁ〜・・・」苦笑した。私としてもルシル君がそんなこと言うなんて思いもせえへんかったわ。
「でも、これで地上本部の査察は受けないでいいことになる・・・のかな〜」
「査察を受けて潔白を証明する、ってパターンもアリやどけね。そやけど、それでアウトを食らったら身も蓋もない。ルシル君に頑張ってもらうしかないと思うてる」
地上本部の査察を乗り越える自信はある。こうゆう場合のためにいろいろと手を回して来たんやしな。とは言うても綱渡りになることも事実。そやから出来れば、査察は受けたない、って考えてる。みんなが黙る中、PiPiPi♪と通信が入ったことを知らせるコー
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