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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第五十五話 転生者たちが対面します。
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る通りですわね、さすがはラインハルトとキルヒアイス。稀代の英雄ですわ。」
シャロンは突如微笑みを消した。一瞬だったが殺気を含んだすさまじいオーラが彼女の身体から噴出し、あたりを覆った。
「ならば私もそれ相応の力をもって、あなた方に挑むこととします。今日のところは、そしてこの交渉が終わりあなた方が帰るまでは絶対に手出しはしませんわ。このことについてははっきりとこの場で誓約しておきます。ですが、それ以後のことについては責任は持てません。この争乱の時代においては自己の生命を全うすることさえも、自己責任というわけですから。」
再びシャロンが微笑をともした。
「では、ごきげんよう。」
優雅に一礼し、シャロンは6人に背を向けて会場内へと姿を消していった。
「あれが・・・アレーナ姉上、イルーナ姉上の話していらっしゃった、転生者なのですか。」
ラインハルトが珍しく気圧された様に言葉を詰まらせる。先ほどシャロンが放った殺気のせいだろうと転生者たちは見当をつけていた。
「ええ。」
言葉少なにイルーナはそう答えていた。
迎賓館外周辺地区――。
同盟帝国の重要人物が悉く迎賓館に集まってきているため、その警備も厳重であった。数十の装甲車が会場周辺を固め、周囲には幾重にもわたって検問が設けられている。迎賓館正面に留まっている装甲車列の中の同盟軍兵士は退屈そうにあくびをかみ殺しながら赤外線センサーで周辺をチェックしていた。何か動きがあればすぐに報告せよ、と言われている。だが、こんなど真ん中で何かがおこるも何もないじゃないか、と兵士は思っていた。同盟軍軍用車両は前線配備の物と同様ここでも脳波コントロール装置が使用されている。正常の場合には青、異常さを示す場合には赤い信号が点滅する。
その信号が青から赤にひっそりと変わり、また青に戻ったことを、誰も気づいていなかった――。
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