北方作戦
第16話 帰還、そして浮上した事実
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ってた装備を急いで量産することを伝えたんだよ」
制圧したアムチトカ島の敵航空基地へと送る航空機の選定又は量産、更に新たに艦娘等に搭載させる装備についてだ。
航空機に関しては烈風等の艦上機のみならず、新たに鎮守府の防空旅団に配備された局地戦闘機と陸上攻撃機も送るつもりだし、これを機に建設されるであろう航空基地の為にも局地戦闘機と陸攻の増産は必要不可欠だ。
それは新型装備についても似たような事だ。
長門「成る程な。
それで、わたし達に新たに積むその“埃を被ってた装備”とは一体何だ?」
座蒲郎「12cm30連装噴進砲さ」
長門「何??」
そして今回の件で新たに増産する装備は強力な対空火器の“12cm30連装噴進砲”。普通これはかなりのレア装備だから開発不可な装備。だがそれは現実での話だからここでは全く関係無いらしく早速大淀等にこの噴進砲の増産を基地向けの航空機と抱き合わせで頼んでいたんだ。
ただ増産には結構な浪費を覚悟しなきゃならないそうだから超がつくほど俺不安だ……
長門「お前大丈夫なのか??そんなことして!」
座蒲郎「安心しろ、既に上層部から了解は取れてるからね」
長門「……まぁ、それなら言う事は無いだろな」
とは言うものの、この事は上層部からの了解を取ったおかげで後押しがされるそうでそこまで心配するような話でもないが……
ーーーーーーーーーーーーーーーー
14:00(ヒトヨンマルマル)
≪カタカタカタ……≫
黙々とパソコンのキーボードから報告書に文字を打ち込む俺。作業を始めてから1時間経つがまだ半分も書けていない。
自分で言うのもなんだがそれもその筈、何せ今回の件は色んな事があった。深海棲艦の一部が人間側に寝返った事、陸軍と海軍による合同作戦、更に直前のアイオワの加入。こんなのがあったら流石に幾ら書いても書き足りない。
大淀「提督、少しお時間よろしいでしょうか?」
座蒲郎「ん、いいけど……頼んでたのは?」
大淀「噴進砲はまだ揃っていませんが、航空機は既に鎮守府にあった予備機を含めてやりくりしまして数が揃い、それを報告しに伺いました。後は納品を待つのみです」
座蒲郎「そうか、ならばいい」
そこへやって来たのは航空基地向けの航空機と噴進砲の増産を頼んでた大淀だった。けど航空機の方が数が揃ったとかでわざわざ報告に来たらしい……
今、長門と陸奥はトイレ休憩に行って部屋に居るのは俺と大淀だけだ。
ーーーーーーーーーー
けど、それだけでもない気がする……それで念の為聞いてみることに……
座蒲郎「他にも言いたい事があるんじゃない?」
大淀「えっ?」
座蒲郎「何か何処と無くソワソワしてる様子だから」
大淀「う
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