外界へ
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閃輝は打鉄を纏った状態だった。勿論、周りはあまりの事にショックを受けて茫然としていた。本来女でないと起動出来ないISを男が起動させた、これは世界的な大事件だ。
「どうしよう……闇兄……」
「取り敢えずそれ解除しろ」
「そうだね……」
閃輝は何処からか来たISの関係者にお構いなしに打鉄を解除する、酷く興奮しているのか鼻息を荒くし迫ってきた。
「ききき、君!!取り敢えず我々と来てくれ!!!」
関係者は慌てて口調で閃輝の腕をつかむが閃輝はそれを振りほどいた、その際に関係者はあまりの力に3mほど吹き飛ばされたが大した問題ではない。
「気安く触るんじゃねぇよ、下衆が。でっどうする……闇兄?」
「そうだな……」
「「逃げろ!!」」
闇夜と閃輝は、周りを囲んでいた黒服を飛び越して、そのまま走ってショッピングモールを飛び出した。黒服達はそれを見て闇夜達を慌てて追いかけるが、闇夜と閃輝は自動車に匹敵する速度で走っている。当然閃輝の能力で走る速度を意地ってスピードアップしている。
「ねえこのまま路地裏入って幻想郷帰らない?」
「そうだな。よしそこ左だ」
闇夜と閃輝は左に曲がり能力を使って、光となり幻想郷へと立ち去った。黒服達は二人を見失い大いに焦り街中、県内中を仲間と共に探し回ったが見つかる訳がなく彼らの苦労は徒労に終わるのであった。
そして翌日。発行された新聞には
『世界初!男でありながらISを動かした少年!!!』
っとでかでかと自分の後ろ姿と閃輝の顔が写った写真が載っていた。これが新たな異変の始まりになるとは、このとき誰も思ってもいなかった。
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