0章天涯孤独のドラゴンスレイヤー
prologue.2
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のか?」
「・・・・(コクン)」
俺はその問いに静かに頷く
すると、男は大粒の涙をこぼしながら、頭を下げてきた
「ありがとう!!君がいなかったら、2人は今頃どうなっていたか・・・!!本当に2人を助けてくれてありがとう!!!なんと礼をすればいいか・・・!!」
「・・・俺は、助けたいと思ったから2人を助けただけだ。別にそんなつもりで助けたつもりはない・・・ただ」
俺はそこで一旦口を閉じ、家の外に歩き出す。そして庭に出たところで三人の方に振り返りこういった。
「大切な家族なら、危険な目にあわせるなよ・・・失いたくないなら」
これだけは言わないといけないと思った
だって、そうだろ
この世に家族以上に大切なものなんてないんだ
だから、俺みたいに家族を失って欲しくない
それに、あの女の子には家族を失うつらさを味わって欲しくないからな
「ま、待ってくれ!!せめて君の名前を教えてくれないか?」
「・・・・ただの旅人だ、名乗るほどのものじゃない」
俺はそれだけ言うと、家を後にして廃墟の方にゆっくり歩き出した
「はぁ、はぁ・・・黒歌、白音、ただいま」
俺は廃墟に着いたとたんに、しいていた毛布の上に倒れこむ
すると、留守番をしていた黒歌と白音が心配そうな声をあげながら、俺の元に近寄る
俺は二匹を心配させないように、二匹の頭を撫でながら微笑む
でも
「にゃぁぁんん!」
「にゃん!にゃにゃー!」
二匹はかなり心配なようで全然落ち着いてくれない
まあ、原因は俺だし仕方ないか
「ごめんな、心配かけちまったな・・・でも、俺は大丈夫だ。なんたって、俺は滅龍魔導師だからな」
俺の言葉に二匹は鳴くのをやめて俺の顔を見てぽかんと二匹揃って首をかしげる
まあ、猫にはわからないよな。
俺は二匹を抱え上げて抱きしめるとそのまま横になり毛布を被る
「さぁ、今日は疲れたからもう寝よう。」
そして俺は二匹を抱きしめながら眠った
そしてその1年後彼は堕天使中枢機関通称『神の子を見張るもの』に保護され、さらにその5年後駒王学園に入学した彼は、その1年後に様々な事件に巻き込まれていく
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