157部分:第二十話 力と正義その五
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。
「決してな」
「正義ではありませんか」
「だからこそ」
「そうだ」
シュラはまた彼等に対して断言したのだった。
「力に溺れているだけだ。それは正義とはならない」
「力が正義であってもですか」
「それを向ける相手によって力は正義となる」
シュラの自説だった。
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