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【WEB版】マッサージ師、魔界へ - 滅びゆく魔族へほんわかモミモミ -
第五章 滅びゆく魔国
第61話 死ぬときは一緒
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いいけど」
ノイマールの戦いのときに、対勇者戦で魔力切れを起こしていたような……そんな気がしたので突っ込んでみた。
「あれは切れてなどいない」
「えっ」
「勇者の鎧に魔法が効きにくいことを知っていたので、剣で戦っただけのことだ」
「えええ? ……ってぼくは騙されてたのか。ひどいや」
「ふふ。私があの鎧の性質を知らないわけがないではないか」
なるほど。
良く考えたら勇者の鎧はルーカスの先祖がつくったものだ。
歴史に関することを代々いろいろと言い伝えられているのであれば、知らないほうが不自然だ。
「いざとなったら私が盾になる。たとえ罠であろうがお前は安心しているがよい」
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