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【WEB版】マッサージ師、魔界へ - 滅びゆく魔族へほんわかモミモミ -
第四章 魔族の秘密
第46話 手紙
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ら、その手紙を勇者の手に渡るようにしてもらってもいい?」
「お安い御用だァ、まかせとけェ」
ぼくは手紙を書き、足痛男に手渡した。
***
賊の人たちとは、リンブルクを少し通り過ぎたところでお別れとなった。
「じゃ、俺たちの頼まれた仕事はここまでだから。あとは自力でよろしくなー」
ここから先はまだ魔国の勢力圏内となる。
彼らはギリギリまで送ってくれた。感謝である。
「ありがとう。魔国に帰れるとは思わなかった」
「まだ帰れるとは決まってないぜー。手配書はもう回ってきているかもしれないからな。魔国の都市に着くまでは安心しないようにな。捕まるかもしれないから」
「そっか。まあでもそのときは仕方ないね」
リーダーの男は、プッと笑った。
「?」
「相変わらずだなー」
「そう言われてもなあ。まあでも、がんばるよ」
「ああ。元気でなー」
「皆さんもお元気で……あ、足痛男さん。手紙の件、よろしくね」
「あいあいさァ」
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