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【WEB版】マッサージ師、魔界へ - 滅びゆく魔族へほんわかモミモミ -
第二章 魔族YOEEEEE
第18話 魔国の興廃この一戦にあり?
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もワーグナー卿のほうが戦上手だ」
「いや私よりフレンツェル卿が適任」
「私よりゾンバルト卿がよい」
「ルーベルト卿が適任」
「ゲイラー卿が」
「いゃぁ」

 宰相が顎を手でいじりながら「うーむ」と呻く。
 そして魔王のほうに視線を向けた。

「では、ここは魔王様に総指揮を任せる将軍をご指名頂きたく」
「そうか……じゃあメルツァー卿で」

「ではメルツァー卿に決定した。魔国の興廃はこの一戦にあると言っても過言ではない。よろしく頼むぞ」
「むむむ……謹んでお引き受けいたします」

 この人たち、大丈夫なのかな……。

 前司令長官が辞任というのは、恐らく前回の敗戦の責任を取ったのだろう。
 だが、後任を決める時間はいくらでもあったはずだ。
 この感じだと、ずっと辞退合戦になっていて決まらなかったのだろう。

 まだ今回の戦いは始まっていないが、現在のところ不安しかない。
 魔国が滅ぶと、せっかく開業したうちの治療院も潰れてしまう。
 なので、魔王軍には頑張ってもらわないといけないのだが……。
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