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【WEB版】マッサージ師、魔界へ - 滅びゆく魔族へほんわかモミモミ -
第一章 開業
第12話 ルーカスの大論陣
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えない……」
「見えねえな」
「見えないでおじゃる」
「たしかに顔はかわいいわね」

「そうだろう? この顔で敵にはならないはずだ」

 だが、職人はそれでも「うーん」という顔をしている。

「しかし『マッサージ』なる技術は、マロは今まで聞いたことがないでおじゃる。本当に魔族のためになる技術なのでおじゃるか?」

 ルーカスは「当然だ」と言ってぼくのほうを向いた。

「よし。マコトよ。ここはお前の技術でこの職人たちを納得させることにしようではないか」

 ルーカスはここでぼくに施術をさせる気なのだろうか?
 まだベッドは納品されていないが……。
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