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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第五十四話 主人公たちが対面します。
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将か。後で端末を検索して調べてみよう。もっとも帝国に関する情報は偏りがひどすぎるから、あまりあてには出来ないが。
いずれにしても彼が比類ない人物であるということは間違いないようだ。
彼の前に話をしたイルーナ・フォン・ヴァンクラフト大将もなかなか話しやすい相手だったな。歴史に対する造詣の深さはびっくりするほどだったし、民主主義の考え方をよく理解していた。ああいう人も帝国にはいるのか。まだまだ帝国に対しては我々は無知だという事を痛感させられたな。シトレ閣下がおっしゃったことはまんざら嘘ではなかったという事か。
■ イルーナ・フォン・ヴァンクラフト大将
パーティー会場でラインハルトとヤン・ウェンリーが話をしているのを見たわ。稀代の英雄同士が、主人公たちが、面と向かって対話しているのを見るのはなんだか感慨深いものがあるわね。とてもうれしいことだわ。原作ではラインハルトとヤンの対話は一回だけしか行われていなかったのだけれど、願わくば知己になって互いを理解しあえるようになってくれないかしら。ヤン・ウェンリーが敵であろうと味方であろうと、私のこの気持ちは変わりはしないのよ。
私もヤン・ウェンリーと少しだけ話をする機会に恵まれたの。彼と話をする機会が持てただけでも、ここにやってきた甲斐があるわ。とても純粋な人。私の印象はそう言ったものよ。宝石のような混じりけ一つない輝きは私が欲したもので、ついに手に入れることができなかった光。そう言ったものを持ちながら生き続けることができるというのはとても幸せなことなのかもしれないわね。
気になるのはシャロンはこの席上にいなかったこと。てっきり来ているものだと思って警戒していたのだけれど・・・・。
旗艦ベルリン――
旗艦に戻ってきたブラウンシュヴァイクとリッテンハイムたちはアルコールを侍従たちに出させながら、先ほどの歓迎パーティーの模様を話し合った。
「まずまずというべきだろうな、あちらの反応も悪いものではなかった。出だしの一歩としてはいい方だろう。」
ブラウンシュヴァイクの言葉に皆がうなずく。といってもラインハルトやイルーナは内心はそう思ってはいなかったが。
「どうだろう?歓迎パーティーは終わったが、今から彼奴等の交渉の場となる星につくまではまだ時間はある。例の副議長とかいう奴・・・名前は忘れたな・・・・とにかく奴らと予備交渉を行ってはどうか?互いの意見を交換するのも悪くはない話だと思うのだが。」
リッテンハイムの提案にうなずく者は多かった。ラインハルトもイルーナもこれには反対しなかった。いきなりの本交渉よりも予備交渉で相手方のスタンスや議題、材料をできる限り収集することも外交術の一つである。
「ミュッケンベルガー元帥、卿はどう思ったか?」
ブラウンシュヴァイク公が水を向けると、ミ
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