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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、挑戦する
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「となると……外見的特長で付けるのはどうでしょう?……皆さんは、先輩の見た目でまずは何を思い浮かべますか?」

「和装じゃろ…」

「背が高い……かな?」

「人相が悪い!」

それをどう使えと…………

「くるみん先輩と言えば、やはり鬼の面だと私は思いますが……」

「鬼か……」

「鬼兵隊とかどうじゃ?」

「カッコいいけど……それだと僕達も鬼みたいにならない?」

やはり……何かチームで統一感をだすべきか……

「いっそのこと、皆でお面被っちゃえば?」

静のその一言に俺はある事を思いついた

「そうだ……全員で仮面を付ければチームとしての特長がつくんじゃないか?」

確か、簡単なアクセサリーのようなカスタマイズならすぐに出来たはずだ

「仮面ですか……面白そうですね……」

「僕……人前で顔だすの苦手だし……いいかも」

「仮面か……カッコいいのがいいのぉ」

「私可愛いのがいい!」

全員賛成のようだ……

「それで……肝心のチーム名はどうするんですか」

「あぁ……それなら」

宗輝の問に俺はメモ帳を取り出し、スラスラとペンを走らせた

そこにはvisoredと書かれていた

「……なんて読むの?これ」

「ヴァイザードですね……ヴァイザーの過去形で仮面で覆い隠すという意味です」

「よく読めるたのぉ……うん、ワシは悪くないと思う」

「響きもカッコいいし……僕はこれがいいかな」

「じゃあ……チーム名はヴァイザードでいいか?」

全員が頷いた。決まりのようだ……

「それじゃ今日から俺達は、仮面の集団……ヴァイザードだ」

「まだ仮面なの先輩だけですけどね……」

賢斗、いらん突っ込みをするな

「んじゃ各員、今週末までに仮面のアクセサリを付けてくること、あんまりふざけたのは止めろよ?」

「「「「はい」」」」

こうして、俺達のチームとしての挑戦が始まった
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