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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、挑戦する
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「……どした?なんか思い付いたのか?」

「じつは私!昨日からチーム名を考えておりました!」

そう言って、静はメモ帳を取り出した

「どうぞ!」

「どれどれ……」

静のメモ帳を四人で確認する……

「…………却下」

「これは…………ちょっと……」

「無いですね……」

「無理じゃろ……」

「えぇ〜!なんで!」

四人の感想に納得のいっていない静、何処が駄目なのか皆に質問してきた

「なんと言うか……全体的にキラキラしとるんじゃよ……」と桜馬

「女子だけのチームならともかく……このチームでこの名前は……」と宗輝

「女子でもこれは恥ずかしと思う……」と賢斗

「幼稚園の女の子が付けそうな名前だな……」と俺

「ガーン!」

俺達の指摘にショックを受けたのか、静は落ち込んでしまった

「とりあえず……一回皆で意見を出しあうか」

全員でチーム名に関するアイデアを出しあうことにした

「やっぱり……そのチームの特長を捉えた名前がいいですね……」

「特長って言っても……僕ら全員、個性的ではあるけど統一感はないよね……」

「個人的にはあんまり気取り過ぎない名前がいいのぉ」

「絶対に私の考えた名前がいいのに……」

後輩三人が意見を出しあうなか、静は今だに不貞腐れている

「ショップチームとかだと……店の名前を付けられるんだけどな……」

「あぁ……それですよ!」

『??』

宗輝が何かを思い付いたようだ

「チームとしての特長ではなく、チームの象徴となるもので名前を考えるんですよ」

「チームの象徴って……やっぱりチームのリーダーだよね」

賢斗の言葉にふと、疑問が浮かぶ

「ウチのチームのリーダーって誰だ?」

俺がポロリとそんな言葉をこぼすと……

「くるみん先輩ですよ?」

「幹太先輩ですよね?」

「先輩じゃろ?」

「幹ちゃん先輩でしょ?」

四人が口を揃えて俺を名指しする……

「え!俺なの!?」

「むしろ貴方以外に誰がいるんですか……」

宗輝は若干呆れ気味に返した……

「なんで俺?」

「いや……だって年長者ですし……」と宗輝

「頼りになりますし……」と賢斗

「強いしのぉ……」と桜馬

「面白いし!」と静

「……まぁいいよ」

この事で言い争ってたら、チーム名なんて決まりはしない

「それで?俺でチーム名考えるって……具体的にはどうすんだ?」

「そうですね……名前を入れるのが一番簡単ですが……先輩の場合、名前も苗字もチーム名にするには少し使いづらいですね」

確かに……菓と幹太なんて、チーム名に使えるわけもない


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