暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜エピローグ
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
………銀殿すらも警戒する程の忠告、ありがたく受け取っておきます。」
「フン、せいぜい”化物”達の逆鱗に触れないように気をつける事だな。もしそうなった場合、”黒月”は帝国軍すらも蹂躙したベルガード門の精鋭部隊に加えて”六銃士”という”化物”達相手に全面戦争をする事になるのだからな。」
そして銀は空間の中へと入ってその場から去って行った。
「やれやれ。まさか”銀”殿すらも恐れる上”鉄血宰相”を脅迫する程の”化物”とは。――――”鉄血宰相”の二の舞になって、こちらにまで被害を拡大させない為にも共和国派の議員の方々にはこれ以上彼らに手を出さないようにと警告をしておいた方がよさそうですね。」
銀が去るとツァオは疲れた表情で溜息を吐き
「まさか”六銃士”がこれ程の”規格外”だったとは!”風の剣聖”と”叡智”に加え、”ブレイサーロード”達と入れ替わりに遊撃士協会に所属した”嵐の剣神”達も厄介だというのに……!」
「フフ、それどころかあの二人も超える”嵐の剣神”達レベルの”化物”なんでしょうね。――――だが、だからこそ面白い。”D∴G教団”に操られていた”ルバーチェ”の時以上に力と知恵を振るうことが出来そうですね。」
新たなる強敵の登場にラウは唇を噛みしめ、ツァオは不敵な笑みを浮かべていた。
〜同時刻・エレボニア帝国・帝都ヘイムダル・バルフレイム宮〜
同じ頃、オズボーン宰相はクレア大尉から驚愕の報告を受けていた。
「演習はクロスベル警備隊の圧勝だと?それは本当なのか?」
「はい。警備隊の練度は余りにも凄まじく、加えて”六銃士”の一人――――”鋼鉄の剣姫”がとてつもない戦術家でして………我が軍は序盤から警備隊に翻弄され、完全に制圧されてしまいました。」
「完全に制圧されたという事は”アハツェン”の部隊すらも撃破したのか?」
「はい。複数の装甲車で”アハツェン”を包囲して攪乱し、スピードを活かして砲撃を回避すると共に側面からの攻撃によって”アハツェン”の車輪や砲口を狙って無力化し……さらに信じ難い事ですが”紅き暴君”が生身で”アハツェン”を次々と破壊したのです。―――被害は余りにも甚大で今回の演習で出撃した”アハツェン”全てに加え、演習に参加した兵達の武器も全て破壊され、更には死傷者は幸いにも出ませんでしたが重傷者はおよそ半数が出てしまいました。」
「………………………」
クレア大尉の信じ難い報告を聞いたオズボーン宰相は目を見開いて絶句し
「更に今回の件を彼らを”推薦した者達”――――”英雄王”達に黙る代わりにクロスベル警備隊、警察に対してエレボニア帝国が干渉しないという条件を呑む事になってしまいました。―――申し訳ありません!私の落ち度です!」
「……
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ