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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜エピローグ
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士”にちょっかいをかけるんじゃねえ!屑共がぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!」

「も、申し訳ございませんっ!!」

膨大な覇気や殺気、闘気を纏ったギュランドロスが叫ぶとホール中にギュランドロスの声がビリビリと響き、帝国派議員達の身体は反射的に動いてその場で土下座をして頭を地面にこすりつけた!



(ば、馬鹿なっ!?ア、”氷の乙女(アイスメイデン)”―――いや、エレボニア帝国相手に一方的に交換条件を呑ませるだとっ!?)

一方その様子を見守っていたダドリーは信じられない表情をし

(これでエレボニア帝国は警備隊、警察共に完全に手出しはできなくなりましたね。)

(やれやれ、案の定ユン・ガソルの国王だった時と同じくらい大暴れをしているな。できれば合同演習には俺達も混じりたかったな。)

アルとヴァイスはそれぞれ静かな笑みを浮かべ

「フフ、さすがリウイ陛下達が見込んだ方達ですな。」

「ええ………合同演習の件を公にして彼らを称える事ができないのは非常に残念ですが……その代わりに帝国軍を相手に奮闘し、更には勝利した彼ら全員に特別ボーナスを与えるべきですな。」

マクダエル議長とディーター市長はそれぞれ口元に笑みを浮かべて大国の謀略を正面から打ち破った頼もしい”英雄”達を見つめていた。



〜同時刻・黒月貿易公司〜



同じ頃ツァオは”銀”から信じ難い報告を受けていた。

「帝国軍相手に警備隊が圧勝ですか?」

「ああ。――――それどころかその後に釘を刺しに来た”氷の乙女(アイスメイデン)”に”紅き暴君”と”微笑みの剣妃”は逆に”氷の乙女(アイスメイデン)”――――いや、”鉄血宰相”に釘を刺した。」

「なっ!?”氷の乙女(アイスメイデン)”どころか、”鉄血宰相”相手に!?」

銀の信じ難い報告にツァオの傍に控えているラウは驚愕し

「更にツァオ。”微笑みの剣妃”からお前に伝言だ。『―――相手が何者であろうと私達は全力でお相手して叩き潰します』と伝えられた。」

「まさか直接接触したのですか?」

「いや。奴等は司令室に潜んでいた私に”最初から気付いていた”。」

「なあっ!?”銀”殿に!?」

「……………………………」

世界最高峰の暗殺者である”銀”の潜伏すらも見破ったギュランドロス達の”規格外さ”にラウは口を大きく開け、ツァオは目を見開いて絶句していた。



「これはあくまで私の意見だが警備隊、警察共に下手に手を出さない方がいいと思うぞ。連中は最低でも私と同じクラスの強さ、最悪は”それ以上の化物”の上”鉄血宰相”の謀略すら正面から打ち破り、逆に”鉄血宰相”を脅迫するくらい謀略も長けている。いくら私と言えど、”化物”を六名も相手にはできん。」


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