暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜最終話
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から逃げるように去って行った。



「クク……ハハ…………だぁっははははははははっ!!さっきの”氷の乙女(アイスメイデン)”とやらの俺達にビビった顔を見たか!?まさに”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の異名通り”子供”だったなっ!だぁっははははははははっ!」

「フフ、”氷の乙女(アイスメイデン)”の異名も形無しでしたね♪”この程度”の展開も読めないなんて、”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の異名通り”子供”でしたね♪」

クレア大尉がその場からいなくなるとギュランドロスは机をバンバン叩いて豪快に笑い、ルイーネは微笑み

(まさか今回の件を最後まで読んでいて対策をたてていた所か、”氷の乙女(アイスメイデン)”を軽くあしらった上、”鉄血宰相”にまで脅しをかけるなんて。これも”六銃士”の真の恐ろしさの一つなのかしら?)

大国の謀略を予め読んで対策を立て、更には大国の宰相すらも脅す2人にソーニャ副司令は畏怖を感じていた。



「―――ま、そういう訳だ。これで俺達に手を出せばどうなるか”テメェらも”わかっただろう?」

「―――相手が何者であろうと私達は全力でお相手して叩き潰しますと、”眼鏡の支社長さん”にもしっかりと伝えておいてね♪」

そしてギュランドロスとルイーネは誰もいない場所を見つめて口元に笑みを浮かべて呟き

「?あ、あの……そこに誰かいるのですか?」

二人の訳のわからない行動にソーニャ副司令は戸惑い

「クク、”さっき”まではな。」

「クスクス♪本当に恥ずかしがり屋さんね♪」

ギュランドロスは不敵な笑みを浮かべ、ルイーネは微笑んでいた。



〜西クロスベル街道〜



「…………………」

空間から突如現れた”銀”は黙り込み

「まさか私に気付いていたとは。―――――”六銃士”。どうやら噂以上の”化物”のようだな。」

完全に気配を消して司令室に潜んでいたにも関わらず最初から自分の存在をに気付いていたギュランドロスとルイーネの”規格外”さを思い出して重々しい口調で呟いた後その場から風のように去って行った。
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