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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜最終話
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「ギュランドロス様、エレボニア帝国の”情報局”の方がギュランドロス様に面会したいとの事です。」

「なっ!?」

2時間後ギュランドロスと共に打ち上げが始まるまでに書類関係を片付けていたソーニャ副司令は扉の外から聞こえてきたルイーネの報告を聞いて驚き

「クク、来たか。入れてやれ。」

「―――失礼します。」

不敵な笑みを浮かべたギュランドロスの指示によってルイーネと共にクレア大尉が部屋に入って来た。

「――――エレボニア帝国”情報局”に所属するクレア・リーヴェルトと申します。以後お見知り置きを。」

「”氷の乙女(アイスメイデン)”ですって!?」

淡々と自己紹介をしたクレアの名前を聞いたソーニャ副司令は目を見開き

「ほう?”鉄血”の”子供”が来るとはなあ?大方今回の演習に関する口止めに来たんだろう?」

ギュランドロスは動じず興味深そうな表情でクレア大尉を見つめて尋ねた。



「―――話が早くてこちらとしても助かります。くれぐれも第3者に此度の演習の件を教えないようにお願いします。万が一そのような事があれば………ご自分達の身が”どうなるか”、ご理解されていますよね?」

「……………っ!」

クレア大尉の脅しとも取れる言葉にソーニャ副司令は表情を固くし

「クク、何か勘違いしてねぇか?」

「え。」

不敵な笑みを浮かべたギュランドロスの言葉にクレア大尉は呆けた。

「―――脅されるのはテメェらの方だよ。今回の演習を記録したデータが他国の通信社辺りに渡ればどういう結果になるだろうな?」

「間違いなく責任は今回の演習の提案者である貴女の”親”がとる事となり、下手をしたら今まで築き上げた立場は全て崩れる事になるでしょうね♪」

「!!!あ、貴方達、まさかエレボニア帝国―――いえ、宰相閣下を脅すつもりなのですか!?そんな事をすれば自分達の身がどうなるかわからないのですか!?」

ギュランドロスとルイーネの反撃にクレア大尉は表情を厳しくして二人を睨んだ。



「クク、恨むなら俺達を侮りすぎたテメェら自身を恨む事だな。」

「それともう一つだけ貴女の知らない事を教えておきますね。今回の演習の件については私達を”警備隊上層部に推薦してくれた方達”には既に周知済みです。もし私達の身に何かあった際、”私達を推薦した方達”はどう思われるでしょうねえ?ああ、それともう一つそれとは別な事を思い出しました。今回の演習の為の装備の一部は”ラギール商会”という店から仕入れ、本日の演習前に装備が”店員達”の手によって届けられたのですよ♪」

「何ですって!?」

ルイーネの話から既にメンフィル帝国に演習の結果まで知れ渡った事を知ったクレア大尉が驚いたその時、扉が
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