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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜第4話
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ゃああああああっ!?」

「ががっ!?」

ギュランドロスはまるで暴れ牛が突進するかの勢いで戦場を駆け回りながら豪快に大剣を振るったり剛腕を振るって帝国兵達を吹き飛ばしたり、殴り飛ばしていた。



「あ、ありえん!誇り高き帝国軍が自治州の警備隊如きに蹂躙されるだとっ!?わ、私は悪い夢でも見ているのか……!?」

蹂躙される自軍の様子にワルター中将が愕然とした表情をしたその時

「違うなあ、これが”現実”だ。」

「な―――――」

「オラアッ!!」

「へぶっ!?」

凶悪な笑みを浮かべたギュランドロスが振るった剛腕がワルター中将の顔に命中し、ギュランドロスに殴られたワルター中将は鼻の骨が折れ、その結果鼻から大量の鼻血を出しながら気絶して地面に叩きつけられた!



「………………………」

一方演習の様子を演習場から離れた場所で巨大な画面端末で戦いの様子を見ていたノエルは目を見開いて口をパクパクさせ

「嘘だろうっ!?け、警備隊がエ、エレボニア帝国軍を蹂躙してやがる!?」

ダグラス少尉は信じられない表情で声を上げ

「あ、あいつら本当に俺達と同じ警備隊なのか!?」

「つ、強すぎる………!」

「というかギュランドロス司令、滅茶苦茶すぎだろ!?」

「な、生身で戦車を破壊するとかありえねえ………」

警備隊員は信じられない表情で戦いの様子を見つめ

「…………………………」

ソーニャ副司令はノエルのように目を見開いて絶句していたが

「フフ、どうやら”D∴G教団事件”は結果的にクロスベル警備隊を良い方向へと変える形になったようね。」

やがて静かな笑みを浮かべて微笑んだ。



「なっ!?」

「オイオイオイ!?警備隊が帝国軍を蹂躙するとか、こんなのアリか!?しかも生身で最新型の戦車である”アハツェン”を破壊する上、砲弾を撃ち返したり”アハツェン”を纏めて破壊するとか”化物”すぎだろ………」

「うわっ………蹂躙されている帝国兵達は御愁傷様だね〜。というか”紅き暴君”ってホントにボク達と同じ”人間”かどうか疑わしいよね?しかも”六銃士”なんだから、”紅き暴君”みたいなのが後5人もいるんでしょう?こんな”化物”が6人もいるなんて、まさに悪夢じゃん………」

一方ガレリア要塞で演習の様子を画面端末で見ていたクレア大尉は信じられない表情をし、”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人でありオズボーン宰相の秘書を務めつつ”情報局”の大尉も務めているレクター大尉は疲れた表情で溜息を吐き、同じく若年ながらも”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人でもある少女ミリアムは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「つーかよ。こんなの”貴族派”の連中
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