第2章:異分子の排除
第34話「思い通りにならない(させない)」
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の懐に入り込んでいた。
「というか、自業自得だぞ?そんな後ろめたい事ばかりやっているから、それをばらされただけで会社が潰れるんだ。」
桜や束がデュノア社に行った事はそこまで複雑ではない。
ただ汚職などとにかく黒い部分を露見するようにしたのだ。
そして、潰れるまでの間にシャルを会社から移動させたのだ。
「うるさいっ!!男なんて私たちのいう事を聞いてればいいのよ!」
「っ、避けろ!」
ブレードが振られ、それを見たシグナムは咄嗟にそう叫ぶ。
「大丈夫だ。」
「ラウラ!?何を...!」
それをラウラが制し、訝しんだシグナムが再度桜を見ると...。
「...ブレードの使い方がなっちゃいないねぇ。そんなんじゃ、生身の人間すら殺せないぞ?...まぁ、ISの用途はそんなんじゃないけどな。」
「なっ....!?」
ブレードの刀身に乗った桜がそういう。
そして、手元に蹴りを入れてそのままブレードを奪う。
「...ほら、来いよ。男の強さを見せてやるよ。」
「っ....調子に乗るな!男風情が!!」
ブレードを手に、桜は襲撃者たちを挑発する。
その挑発に襲撃者たちはあっさりと乗り、戦闘が始まった。
「(な、なんでこんな事に....!?)」
そんな中、一夏は展開についていけず、ただ“原作”と違う事に戸惑っていた。
「おい、早く避難するぞ。聞いているのか!?」
「(...そうか、あいつが...あいつがいるから...!)」
ラウラの声も聞かずに、一夏は桜に憎悪を向ける。
「速い...あれで生身なのか...?」
「師匠には常識は通用しない。......後、避難の必要もなくなったな。」
ラウラがそう言った瞬間、ピットの方からいくつものISが出てくる。
鎮圧部隊の教師たちだ。以前と違ってシステムが無事なため、もう来たようだ。
「いーや、こっちには戦闘不能が二人いるからな。後、生身も。」
「...師匠?どうして戦闘をやめて...。」
「さすがに生身でやり合ってるのが知れ渡るのはやばいからな。」
アリーナの観客席にいた者は全員避難しているため、桜の戦闘を見ていたのは管制室にいた千冬と山田先生ぐらいだった。
さすがに、周知になるのは避けるのだった。
「無事....ですね!」
「おい、俺を見て大丈夫だと断定するな。」
鎮圧部隊の一人...アミタが桜を見て無事だと断定する。
「また恨みでも買ったの?」
「買ったっちゃ、買ったな。...ちなみにお前らも買った内の一人になるな。」
キリエの問いにそう答える桜。
今回の場合、恨みを買ったのはワールド・レボリューションなので、
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