暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第34話「思い通りにならない(させない)」
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...被害は出さないからな。」

「桜さん...やっぱり...。」

「これが一番やりやすかった。...まぁ、大丈夫だ。」

 そんな問題じゃないと思いつつ、避難し始める生徒たちの最後尾に就く秋十だった。







「なんだ...!?」

「一体何が...。」

 試合をしていたラウラ達も動きを放送の声に止める。

「ISの襲撃?なんでIS学園にそんな事が...。」

「ぐ、...ぅう....!(なんだよ...!?なんでここで襲撃なんだ!?こんなの原作にはなかっただろう!?)」

 ラウラによってボロボロにされた一夏は、呻きながらもそう思う。

「とにかく、私たちも避難に....っ!」

 “向かおう”とシグナムが言おうとした瞬間、アリーナのシールドに衝撃が走る。

「早い...!これでは教師が間に合わないぞ...!」

「...私が喰い止めよう。」

「ラウラ!?」

 少しの時間ならアリーナのシールドで稼げるが、教師が来るには間に合わない。
 ならば、とラウラは自身が足止めに買って出る。

「軍人たるもの、近くの生徒ぐらい守れないでどうする!?」

「っ....分かった....だが。」

 シグナムはそんなラウラの横に立つ。

「...私もお供しよう。」

「なっ...!?」

「...これでも色んな剣士と手合わせした経験がある。...なに、すぐにやられる事はないさ。」

 それでも実戦に対して冷や汗を掻くシグナム。

「...それに、だ。...もう、選択する時間がない。」

「っ...!」

 その言葉と共に、シールドが破られ、複数のISが入ってくる。

「....幸い、相手はラファールのみ...おそらく代表候補生並の相手はいない。ならば、倒すのは私で、シグナムはそこの二人を守ってくれ。」

「...わかった。」

 いざ行動を起こそうと、二人が動き出した時...。



   ―――いや、二人とも守る方でいいぞ。



「っ...!」

「....お前は...。」

 横合いから聞こえた声に振り返ると、そこには桜が立っていた。

「いつの間に...。」

「シャッターが閉まる前に、ちょちょいっとね。...さて...。」

 そう言って生身のまま桜はIS達の前に立つ。

「...お前らがご所望の相手が来たぜ。」

「っ...なら、貴様が...!」

 怒りを滲ませ、襲撃者の一人がライフルを桜に向ける...が、そこにはいなかった。

「なっ...!?」

「そうだな。お前らが勤めるデュノア社を潰した会社の一人だ。」

「いつの間に...!?」

 既に桜はその一人
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