145部分:第十八話 炎の剣その二
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られる」
「我等が神アテナもまた同じだが」
「しかし神であることをわかってはいない」
こう言ってシュラの言葉と彼が仕えるそのアテナを否定するのだった。
「それがな。わかってはいないな」
「どういう意味かわからない言葉だな」
シュラは冷静な口調で今のバドの言葉に返した。
「神であることがわかっていないとはな」
「神は人を支配する存在」
これがバドの神に対する考えであった。
「そして戦皇アーレス様こそが愚かな人間達を治めるに相応しい御方なのだ」
「では貴様は何だ?」
シュラは今度はバド自身のことに対して問うた。
「貴様は。人間ではないのか」
「確かに私もまた人間だ」
口の端だけで笑いながらの言葉である。自信がそこには見える。
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