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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
本質
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してみる。これは・・・

「勘で行くしかないよね!!」

スパッと諦めてこっちだと思う方のボタンを押す。間違ってたらその時はその時!!ウェンディたちが相手が間違えてくれることを信じて投票するしかない。

「頼む・・・当たっててくれ・・・」

両手を合わせて神様に祈るように願う。これは本当に神頼み・・・果たしてどんな結果になるのかな・・・















第三者side

「キーは“刺身”か」

ここだけ聞くとおかしいようにも聞こえるが、まさしくその通りなのである。黒髪の女性はこの単語がどんな意味を成しているのかを頭の中で考察してみることにした。

「普通に考えればトビーが何も考えずに書いたと判断するところなんだが・・・」

もう片方の単語が仲間なのが、このゲームの困難さを際立たせていた。“愛”だったらシェリアなのは十中八九決まりなのだが、あえてそれを外されたことで皆悩まざるを得ない状況になっている。

「どっちだ・・・」

眉間にシワを寄せ、怖い顔をしている人魚はしばらく考え込むと、自信なさげな表情のまま、片方のボタンをゆっくりと押した。






「はぅぅ・・・わかんないよぉ・・・」

二つのボタンを前にして、目を潤ませながらどちらを押そうか迷っている天竜。彼女もまた、シリルやカグラ同様に回答に困っていた。

「うぅ・・・えい!!」

困りすぎて涙を溢しそうになっていた少女は、迷いを捨て去るように声を出しながらボタンを押した。









「これはこっちでいくべきだよね!!」



「これはこっち以外選びようがない」

迷いに迷った末回答した少女たちとは異なり、銀髪の少女と金髪の少年は何の迷いもなくボタンを押した。



「共感できる方だから・・・こっち!!」

唯一このゲームの本質を見抜けていなかったサブのミリアーナは、最初に発表されたルール通り、共感できる方のボタンを押す。




「こっちしかねぇと思うけどな」

わずかに迷っていたユウカは、トビーと付き合いが長いこともあり、彼の思考をおおよそ考えて回答を終えていた。



「・・・」

最後の一人となっていた青年は、皆とは違い、迷いを口に出すようなことはせず、自分が思うがままの方へと投票することにしていた。






『サブの方々の投票が終了しました!!これより結果を発表いたします』

全員が早い時間で投票を終え、最後の開票タイムへと移行したファーストゲーム。盛り上がっていた観客たちも、このときばかりは静まり返っていた。

『より多くの票を獲得したチームの回答が光ります。|魔水晶《ラクリマ
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