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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
本質
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のゲーム・・・どうなるのか予測ができん」

元々笑顔が多いわけではないカグラは、普段よりも堅物な顔をしている。その理由は、とても簡単なことだった。




「シェリアは本質を見抜けてるとは思うんだけど・・・」

プレイヤーである少女と仲の良い天竜は、心配そうに窓から至るところをキョロキョロと覗きつつ、胸に手を当てている。




「トビーがこのゲームの本来の姿に気付いているのかが問題だ」

閉じていた目をカッと開き、優れた頭脳をフル回転させているラミアのエース。彼を含めたサブたちの心配事・・・それは、このゲームに選出されたトビーがちゃんと趣旨を理解できているのかということだった。



「トビーさんが理解できてるのとできてないのとじゃ、だいぶ状況が変わってくるよね」

ボックス内で偶然見つけた鏡に向き合い、長い髪を結っては首を傾げているセクハラ娘は、遊んでいるように見えて実は色々と考えているのだった。

「トビーさんがゲームをちゃんとわかってれば、ソフィアたちがいかにプレイヤーの意図を読み取るかにかかってくるけど・・・」

何もしていなかった長く綺麗な髪をウェンディのようにツインテールにすると、気に入らなかったのか首を傾げた後ほどいて違う髪型に変えていくソフィア。今度は長い髪を真後ろでまとめ、ポニーテールにしようとしているようである。

「トビーさんが理解してないと、ほとんど運ゲーになっちゃうんだよねぇ」

髪を結び終えた少女は色々な角度からその姿を見ると、満足したのかよしっと呟き、大きく一度うなずく。

「これならシリルにも似合うかなぁ?後でやってあげよっと」

ソフィアはサラサラの髪の毛をしているシリルをヘアアレンジで遊ぼうと考えていたらしく、自分の髪で練習していたらしい。ただ、少年は自分よりも髪が短いことを把握していないようで、後で大慌てするのが目に見えていた。









「たぶんトビーさんはゲームの趣旨を理解してないと思うんだよなぁ」

プレイヤーの少女と幼馴染みの少年は、対戦者の能力をある程度わかっていたので推測をすることができていた。

「その上でシェリアがどんな回答をしてくるのか・・・それを予想してないといけないか・・・」

顎に手を当てていくつか候補を頭の中に出していく。とりあえず、彼が出した有力な候補はこの二つ。

@自分の思うがままの回答をして相手のミスを願う。

Aトビーさんに近付けて、相手のミスを誘う。

「@だと引き分けが基本になるからAで行きたいんだけど・・・」









「それだとこっちがミスをする確率も高いんだよなぁ・・・」

レオンが入っているボックスの隣のボックスにいるシリ
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