本質
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
とになっています』
レオンの質問にスラスラと答えていく司会者。でもそうなると、このゲームってやっぱり・・・
『これは一回勝負なのか?』
『はい。ただし、引き分けだった場合は延長戦として決着がつくまで行っていきます』
続いて凛とした女性の声が聞こえる。何度も試合を重ねていくのも辛いけど、一回勝負だとそれはそれで緊張するな。
『どちらのものかわからないようにすると言ったが、できるだけ徹底してわからないようにしてほしい』
『といいますと?』
『漢字やスペルが間違っていたら正しいものに修正してほしい。それに、ひらがなで書いてあっても漢字を使うものはそれで対応してもらいたい』
『わかりました。ではそのようにさせていただきます』
リオンさんが相当気にしているらしく、こと細やかにビジョンに映される回答の要望をする。シェリアはちゃんとしてるから心配ないけど、トビーさんはアホっぽいところがあるから、それに対する対応だったのかもしれない。じゃないとゲームにならないかも知れないし。
『念のため聞くようで悪いんだけどさ、回答に共感できないのにそっちに投票してもペナルティはないよね?』
『はい。万一双方とも共感しにくい回答だった場合も投票していただかなくてはならないため、そのようなペナルティは存在しません』
たぶんソフィアのものだと思われる声のした質問。気にしてなかったけど、この質問はかなり重要なものだったのかもしれない。だって、もしペナルティがあった場合、俺が考えていたものが全て否定されてしまうから。
『プレイヤーのシンキングタイムは五分間。五分間経過したら強制的にそこで終了となり、回答を公表します。
サブの皆さんには投票時間の制限はありません。全員が投票した時点で開票させていただきます。どれだけ時間をかけてもよろしいですが!!長引くとお祭りが楽しめなくなるのでそこは自己責任で』
その注意事項に観衆が思わず笑いを漏らす。個人的にはお祭りも楽しみたいしゲーム大会も勝ちたい。特に夜は花火があるんだから、それだけは見逃したくないな。
『他にご質問はありますか?』
頭の中でもう一度ルールを確認してみる。簡単に噛み砕いてみると・・・
お題が出題される
↓
プレイヤーがそれに答える
↓
どちらのものかわからなくなった回答がビジョンに映る
↓
サブが共感できる方に投票する
↓
得票数の多いプレイヤーのチームの勝利
といったところかな?細かい部分はみんなが聞いてくれたし、他には気になる点はない!!と思う・・・
『ないようですので、ゲームを進めさせてもらいます!!お題はこちら!!』
バンッという効果音が似合うくらいの大きさの文字がビジョンに映される。そこにはこう書いてあった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ