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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜第3話
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ュランドロスは不敵な笑みを浮かべてオーラフ中将を見つめて尋ねた。
「見事としか言いようがないですな!ふふっ、我が部隊でこのザマなのですから此度の演習は我が軍の敗北が濃厚でしょうな。」
ギュランドロスの問いかけにオーラフ中将は静かな笑みを浮かべて答えた後苦笑し
「で?自分達の状況がわかってなお、まだ戦うのか?」
ギュランドロスは不敵な笑みを浮かべて尋ねた。
「当然!例えどのような苦境に陥ろうと絶対に退かぬのが誇り高き帝国軍人!せめて一矢は報いさせてもらいますぞ!」
「だぁっははははははははっ!そうこなくっちゃなあっ!!」
そして絶対的不利な状況であるにも関わらず戦いの意志を衰えさせず、全身から膨大な闘気をさらけ出すオーラフ中将の気迫に闘志を高めたギュランドロスは豪快に笑いながら武器を構え、絶対的不利な状況でも活路を見出そうとする勇将を評価して自らの名を教えた。
「俺の名はギュランドロス・ヴァスガン!クロスベル警備隊司令にして”六銃士”の”紅き暴君”だ!テメェは?」
「我が名はオーラフ・クレイグ!人呼んで”紅毛のクレイグ”!」
「ほう?異名に俺と同じ”紅”がついているとはなあ?面白くなってきたぜ!―――さあ、楽しもうや、
戦争
(
えんしゅう
)
を!」
「望む所!総員、誇り高き帝国軍人の意地を見せてやれっ!」
「イエス・サー!!」
「総員、
戦闘開始
(
オープンコンバット
)
!!総攻撃で一気に制圧しなさい!」
「イエス・マム!!」
その後ギュランドロスの部隊とオーラフ中将の部隊は戦闘をし……数的にも圧倒的不利ながらもオーラフ中将の部隊はギュランドロスの部隊の約1割を戦闘不能にし……オーラフ中将自身は自分の部隊の兵士達全員が倒れても諦める事なくギュランドロスと激しい戦いを繰り広げ、ミレイユ達が見守る中、ギュランドロスの強烈な一撃を受けて武器を破壊されると共に満足そうな笑みを浮かべて気絶し、その後ギュランドロス達は最前線で戦うルイーネ達と合流した。
「よお、オッサン。どうやらその様子だとマジで”アハツェン”の部隊を壊滅させてきたようだな?」
合流して来たギュランドロス達を見たランディは苦笑しながら話しかけ
「おうよっ!”紅毛のクレイグ”だったか?中々歯ごたえのある将だったぜ!」
「ハアッ!?”紅毛のクレイグ”って”帝国最強”の将の一人として知られているあの猛将か!?あ、ありえねえ………」
「さっすがギュランドロス様だね♪」
「ハ、ハハ。いくら数的有利があったとはいえ、マジで警備隊が帝国軍相手にここまで有利に戦えるとは思わなかったぜ。しかも”アハツェン”の部隊は壊滅させた上、帝国軍最強の猛将を制圧するなんて、”化物”すぎだろ……んな真似ができ
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