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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”六銃士”の”鉄血宰相”への宣戦布告〜第2話
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だと!?クッ、すぐに私達も応援に向かって戦線を立て直すぞっ!」

一方次々と崩壊していく最前線部隊を見つめていたナイトハルト少佐は信じられない思いになった後すぐに気を取り直して兵達に指示をした。しかしその時

「フフ、パティちゃん達の邪魔はさせないわよ♪」

「―――総員、構えっ!」

なんとナイトハルト少佐達の部隊を挟み込むかのようにルイーネとエルミナが率いる部隊がナイトハルト少佐達の部隊の左右から現れて挟み撃ちにした!

「なっ!?挟まれただとっ!?」

「一体どうやって!?」

挟み込まれた事にナイトハルト少佐は驚き、帝国兵達は信じられない表情でルイーネ達を見つめて武器を構えていた。

「―――最前線部隊が戦っている間に回りこませてもらいました。地の理を活かしきれなかったようですね?」

「!!囮か………!」

エルミナの説明を聞いたナイトハルト少佐は目を見開いて厳しい表情をした。

「さてと、ギュランドロス様達が戦車部隊を無効化して来るまでにこっちも終わらせておきましょうか。近接戦闘準備ッ!!」

「イエス・マム!!」

そしてルイーネの号令によってルイーネの部隊は全員スタンハルバードを構え

「クッ!こちらも近接戦闘準備だ!誇り高き帝国軍の力、見せつけてやれっ!」

「イエス・サー!!」

対するナイトハルト少佐も号令をかけて兵達に近接戦闘用の武器を構えさせた後、自らも剣を構えた。そしてルイーネとナイトハルト少佐の部隊がぶつかり合って戦闘を開始し

「あらあらまあまあ♪部隊を率いる人自らが相手してくれるのね♪」

「………早めに貴女を無力化しないと今後の戦況に響くと思われるのでここで沈んでもらう。」

ルイーネとナイトハルト少佐は互いに武器を構えて対峙をしていた。



「フフ、奇遇ね♪それは私も思ったわ♪――――早めに沈むのはどちらなのか思い知らせてあげるわ。」

「………!!」

ルイーネからさらけ出される吹き荒れるような膨大な殺気によってナイトハルト少佐は背筋をぞくりとさせ、ルイーネの殺気によって圧されたナイトハルト少佐はぴくりとも動けなくなった。

「どう?背筋が寒くて寒くて、逃げ出したくて仕方がないくらいでしょう?」

「グッ!?これが噂に聞く”微笑みの剣妃”の恐ろしさか……!」

膨大な殺気と威圧を出しつづけながら微笑むルイーネの言葉にナイトハルト少佐は唇を噛みしめてルイーネを睨み

「あらあら♪こんな美人なお姉さんを捕まえて恐ろしいなんて失礼ね♪演習であった事に感謝してね♪だって…………戦場だと貴方は為す術もなく死ぬだけなんだから。――――行くわよ。」

ルイーネは前に踏み込んで細剣による神速の連続攻撃を放った!



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