第五話 主砲とストッパーその六
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はわし等や」
「わし等がやるで」
「ダイジョーーブ!やれるよ!」
マルカーノがここで笑顔で言った、彼はこうした時いつもこう言ってベンチの雰囲気を明るくする。この彼の明るさもまたチームを何度も救ってきている。
「カトウさんが決めてくれる!僕達はプレーオフに行くよ!」
「ボビーの言う通りや、決めるで」
加藤はネクストバッターボックスに入り出番を待った、そして彼の出番が来た。しかも嘘を吐かなかった。
加藤のバットが一閃した、打球は白い流星となりスタンドに入った。逆転サヨナラスリーランとなった。
加藤はダイアモンドを回ってだ、ホームインしてだった。ナインのところに戻って言った。
「これで決めたな」
「そやな」
「よおやってくれた」
「わし等もプレーオフ行くで」
「そして優勝や」
阪急もまたプレーオフ出場を決めた、近鉄と阪急は再びプレーオフで激突することになった。西本の目は既にこの運命の決戦に向いていた。
第五話 完
2016・9・1
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