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シスコンで吸血鬼で鬼ですが何か?
学校教師に日常を
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部室の中には、白髪の少女が居た。
 彼女は、塔城小猫(とうじょうこねこ)さっきも話したが三大幼女の一角だ。
「・・・先生、いらっしゃいです」
 モグモグと菓子パンを食べながら招いてくれる。
 僕は招かれた塔城の隣に座る。
「よいしょ」
「先生、お弁当多いですね」
 僕の昼食の量を見て登場が言う、いつもならこれの半分くらいの量だからね。
「あぁ、色々あってね。塔城も食べるかい?」
 僕がそう言うと塔城はコクリと、(うなず)き食べ始める。
 塔城は小柄ではあるが結構な大食らいだ。
 このぐらいペロリだろう。
 でも、食べても栄養が体に行かないのだろうか全然成長しない。
「む、先生、今失礼なこと考えてましたね」
 そして、塔城は間も鋭い、勘のいいガキは嫌いだよ!
 まぁ、別に嫌いじゃないけどね。
「いや、成長が遅くて少し心配なだけだよ」
 いや、でもそれはここに居る全員に言えることか・・・
「やっぱり、考えてました・・・」
「て言うか、坂木先生なんで私たちの方も見たんですか?」
「我も、気に、なる」
 な、何も見てませんよ。本当だよ?
 だからハイライトの消えた目で見ないで怖いから!


 取り敢えず、事なきを得て昼食は終わった。
 うん、美味しかった。偶に焦げたのや失敗したのもあったけど手作り感があって良かった。
「じゃあ、教室に戻るね」
 そう言って僕が立つと他の全員も立ちみんな教室に帰っていった。


 放課後、この時間が一番好きかもしれない。
 生徒たちの帰宅するときの愉しげな声、部活動生の活気ある声。
 色々な声が聞ける。
 それに、時折聞こえる先生また明日って声が一番好きだ。
 この時も教師をしてて良かったと思う。
 それに、こうしていると平和だぁって気持ちになれる。
 あわよくば、こんな日がずっと続くように神にでも頼もうか。



 吸血鬼と鬼のハーフだけど・・・
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