学校教師に日常を
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ゃあ、教室戻るか・・・
キーンコーンンカーンコーン
もう昼休みか、お昼食べよ。
「坂木せんせーい!お昼一緒に食べましょう!」
「?あぁ、坂木、一緒にか?いいぞ」
紗凪がお昼を一緒に食べようと誘いに来てくれた。
あ、後ろに無限もいた。
「む、要、今、我に、気づいた」
いや、すまん、ワザとじゃないんだ。
「ところで坂木姉妹、どこで食べるんだい?」
「いつもの所ですよー」
「要、早く、準備」
無限が袖を引っ張りながら言う。
いや、スーツ千切れちゃうからね。
今、ビリッていったよ!?
マジでやめてね。
あ、それより弁当弁当・・・あれ?
「あれ、どうしたんですか坂木先生?」
「要、どうした?」
二人が首をコテンっと、傾げている。
「すまない二人とも、弁当を忘れたみたい」
「え〜、どうするんですか?」
うむ、学食に行くか。
「先生!お弁当忘れちゃったんですかー?」
学食に行こうと考えてたら話を聞いていた生徒が聞いてきた。
「だったら私のお弁当少し分けますよー!」
おぉ、先生は優しい生徒を持って幸せだよ。
こういうときに教師になって良かったと思うよな本当に。
「あ、私も〜」「俺も〜」「ふふふ、先生!我が秘伝の唐揚げ食らうがいい!」「厨二乙〜坂木先生、僕のもあげますよ」「先生、僕の、そ、ソーセージを!!」「お前、やっぱり・・・」「先生!私はお手製おにぎりを!具は、私の愛です!」「きゃー、◯◯ちゃん攻めるねぇ」
み、みんな優しい!!先生涙が出てくるよ。
いや、出ないし出さないけどね。
余談だが吸血鬼の涙は『血』だ。だからこんな所で泣いた日には教室中大騒ぎだ。
「あぁ、みんなありがとう」
でも、みんなからお弁当分けて貰ったから凄い量だ。
食べきれるけどね。
「いやー、坂木先生愛されてますねぇ」
紗凪がニヤニヤしながら言ってくる。
絶対からかってる。
此奴は帰ったら少しお説教だな。
「まぁ、先生冥利に尽きるな・・・」
多分、僕は今すごいニヤけているな。
『ぽへぇ〜』
ん?どうしたみんな?
なんか、ぽへぇ〜ってなってるよ。
「要、お昼、終わる」
あ、ごめん無限。
じゃあ、行くか。
『オカルト研究部の部室に』
オカルト研究部に着きました。
ここ、オカルト研究部は僕が顧問を務める部活だ。
まぁ、顧問って言ってもお飾りで全部グレモリーに任せきりだ。
グレモリー曰く「せ、先生は先に帰ってください!後は私たちがします!」だ、そうだ。
なんか気をつかってもらって申し訳ない。
でも、夜遅くまでオカルト研究部って何しているんだろ?
「失礼するよ」
「おっじゃましまーす!」
「我、入る」
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