幼い巫女に救済を
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バサッ!
僕は羽を出して《吸血鬼モード》で向かう。
ブワァ!っと風が吹き荒れ木の葉が落ちる。
一応、正体がバレないためにフードを深く被る。
因みに《吸血鬼モード》の時の僕は容姿が少し変わる。
目つきが鋭くなり、牙が生えて、髪の色も黒からグレーに変色し目は、青から赤になる。
声も自覚はないが無限曰く「なんか綺麗」になってるそうだ。
因みにこの姿を見せたのは、幼い頃の紗凪と無限だけだ。
「大丈夫か!?」
僕は神社の襖を勢いよく開けた。
そこには、訳の分からない衣装を着ているおっさん達がいた。
そして、傷だらけの女性とその女性に守られるような体制の朱乃ちゃんがいた。
「朱乃ちゃん!!」
「誰だ貴様!?」
「なぜ結界に掛からん?!」
男たちが必死の形相で睨んできた。
「お前たちこそ、そこで何している?『答えろ!』」
僕は、睨みながら言う、すると、男たちは全身から汗をかいた。
だが、僕はそんなこと御構い無しで質問を続けた。
「二度は言わんぞ、お前ら、その人たちに『何をしている?』」
僕は、殺気を三割ほど出して質問した。
僕の殺気に当てられた男達はそのほとんどが泡を吐いて気絶した。
「お、お前には関係ないだろ!!まず!貴様こそなんなんだ?!この、異端者と汚れたガキのなんなんだ?!!」
なんとか意識を保っているリーダー格の男は僕に怒鳴りつけた。
だが、僕はそんなこと意にも返さず殺気ぶつける。
僕は、答えろと言っているんだそれ以外のことはどうでもいい。
「うっ、こ、こいつらは我々の敵だ!敵を倒そうとして何が悪い?!」
あぁ、なるほど、確かに敵を倒すのは普通のことか・・・
じゃあ、
「僕はその人たちの味方だ、味方の敵は・・・
『敵』だろ?」
リーダー格の男が後ずさり少し震えている。
怯えているのかこの僕に、怯えているということはつまり、僕に『恐怖』したってことだろ?
「な、なぜ!貴様がこいつらの仲間なのだ?!まさか、貴様!『堕天使』なのか!!!」
堕天使って単語を聞いた瞬間、僕の身体中の毛が逆立った。
堕天使?それはまさか父さん母さんを殺した可能性のある奴らの事か?
い、いや!今はそんなことを考えている場合じゃない!
「僕は堕天使じゃない、その人たちに会ったのも少しだけだ。」
僕はなぜ味方なのかを説明しようとすると、男が途
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