幼い巫女に救済を
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そのあと、水飴とりんご飴を無限にあげたら飛んで喜んでいた。
ちなみに、飛ぶっていうのは表現じゃなくて本当に飛んでいるのだ。
やめてほしい、なんとか誤魔化せたからいいものの、マジで危なかった。
「親方!空に女の子が!」って言ってる子もいたし本当に危なかったよ。
まぁ、何はともあれ結構楽しめた。
紗凪は先に帰ってきてて、帰った後で少しだけいじけていた。
今日は疲れたので早く寝たい、ものごっつ眠い、では皆さんおやすみなさい。
「おはようございます」
「あ、兄さんおはよう」
「要、起きた、おはよう」
「にゃにゃにゃー」
うん、三人とも何してるの?
僕が起きてリビングに行くと三人はご飯を取り合っていた。
いや、毎朝同じ光景を見ているけど慣れないなぁ
「あ、そういえば兄さん、昨日着てたジャケットどうしたの?」
紗凪が僕に指をさし言った。
「え、ジャケット?」
「要、昨日、行く、時、着てた」
無限も指をさして言っている。
「そういえば、どこに行ったんだろ?」
「あぁ!兄さん!朱乃ちゃんちに忘れたんでしょ!」
紗凪は口に手を当てて兄さんってばって感じだ。
「あっ!しまった!」
僕も紗凪と同じポーズをとる。
「どん、まい」
何故か無限も同じポーズをとる。
「兄さん、早いうちに取って来たら?夕方から雨降るみたいだし
あ!も、もし!どうしてもって言うなら着いて「じゃあ!留守番よろしくね!」・・・え?兄さん!?」
紗凪が何か言ってた気がするけど、急いで取りに行かなきゃだし後でいいか。
「紗凪も、どん、まい」
「にゃーにゃ・・・」
二人の励ましは紗凪に聞こえなかったようだ。
紗凪は膝から崩れ落ちた。
朱乃ちゃんの神社の前まで来た。
来たんだが、うーん、改めて見ると、この階段長いなぁ。
このくらいじゃ疲れはしないけど面倒くさいな。
こういう時、空を飛べたらいいのにって思う。
あれ?僕、吸血鬼だし空飛べんじゃない?今思ってみれば。
でも、羽を出すと殺気が漏れちゃうしなぁ。
「まぁ、ここでちんたらしてても時間の無駄だし行くk「誰かぁぁぁぁぁ!!!!!」んな!?」
上から叫び声が聞こえた。
ちょっと、今の声、朱乃ちゃんの声じゃないか?!
僕は咄嗟に上へ駆け上った。
クッソ!階段長い!
「お母様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
クッ!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ