幼い巫女に救済を
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ってことは紗凪は僕のこと友達に話したりしてるのかな?
いや、別にいいけどね。
紗凪のことだから悪い噂とかは流さないだろうし、僕は紗凪を信じるぞ!(キリッ
「うん!そうだよ朱乃ちゃん!どう?」
ちょっとー紗凪さーん、どうって何がですかー兄さんすごく気になるなぁ
すると、姫島ちゃんは何故か顔を赤らめて
「うん、紗凪ちゃんの言った通りだね」
「でしょでしょ!」
はいちょっとまってぇ、姫島ちゃん今の紗凪ちゃんの言ってた通りってところ詳しくお願いします。
三百円あげるから、すごく気になる。
「は、初めまして!紗凪ちゃんのお友達の姫島 朱乃です!よろしくお願いします!!」
「初めまして姫島ちゃん、紗凪がいつもお世話になってるみたいだね。僕は紗凪の兄の坂木要だよ」
どうだ!完璧な挨拶だ!僕は紗凪の友達にはいいお兄ちゃんって印象を受けたいんだ!
「い、いえ!私も紗凪ちゃんと友達になれて楽しいです!お世話なんて!坂木さんの事はよく紗凪ちゃんに聞いています!」
えっと、紗〜凪ちゃ〜んどういうことだい、この子めっちゃ緊張してるんだけど、いくら初対面だからってそんなに緊張しないよ。
一体どんな説明をしたのかな?まぁ、そのことは後で聞こうか。
「姫島ちゃん、そんなに緊張しなくてもいいよ、それに坂木じゃなくて要って呼んでもらえると嬉しいな」
「ひゃ!はい!私も朱乃でいいですよ!要さん!要さん!要さん!」
うん、緊張解けてないし呼びすぎだよ。
しかもなんで、直立してるの?僕って、そんなに怖い?
「要、早く、食べる」
あ、忘れてた。
流石にこれ以上待たせると怒られちゃう。
「あぁ、今いくよ。じゃあ、紗凪、ひめ・・朱乃ちゃん、あんまり遅くならないようにね!」
とりあえず、注意だけはしておく紗凪だけならともかく朱乃ちゃんまで遅くなったら親御さんに悪いしね。
「は、はい!」
「分かってるよ、兄さん!」
よし!いい子達だ!僕は二人の頭を一回撫でて無限のところへ向かった。
紗凪達に別れを告げて無限達のところへ行くとブーと、ほうを膨らませた無限がいた。
「要、遅い、りんご飴」
無限が僕の裾をへっぱりながら言う、そろそろマジで裾伸びそうだよ。
僕あまり服を持ってないからやめてほしいなぁ
「分かった、すぐ買うよ」
僕はそう言うとりんご飴の屋台に向かい、お兄さんに注文する。
「お兄さん!りんご飴二つくださいな」
こういうところでは元気良く注文するのが礼儀だと聞いたので元気良く言った。
「おぉ!にいちゃん!元気いいねー!この水飴はサービスだ!持ってけ!ガハハ!」
おぉ、気前いいなぁ、ラッキー。
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