神龍様に完敗を
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え?もしかしてハーフって珍しいのかな?
「ま、まさか、それだけか?」
「要、本当?」
え、それだけってそれだけですけど
「は、はい、それだけです」
すると、二人、あれ?二匹かな?がさらに驚いた顔をしていた。
「では、さっきのはなんだ!?」
え、さっきのってなんだ?グレートレッドさん主語をプリーズ
「さっきのあれだ!私を攻撃した!」
あ、あぁ、あれですか!でも、あれってただの妖力弾だしなぁ。
とりあえず、ちゃんと話すか許してもらえるかは分からないけど
「あ、あれはただの、妖力弾ですよ」
すると、また二人は驚いた顔をした。
「は、はぁ、貴様に付き合っていると疲れる。傷も治ったしもういい」
そう言うとグレートレッドさんはその場から去ろうとした。
「待つ、グレードレッド、静寂、返す」
しかし、オーフィスちゃんに呼び止められる。
グレートレッドは少し振り返り、って少しなのにゴゴゴって音がするよヤベェ
「オーフィスか、今日は疲れた。決闘ごっこならまた別の日にしてくれ」
おぉ、グレートレッドさんすごいカリスマ性を放っている。
これが、神龍様か・・・
「ごっこ、では、ない、我、静寂、取り返す」
負けじとオーフィスちゃんが魔力のようなものを体から出し威嚇する。
でも、あれだな、はたから見てると大人と子供だなぁ
「いい加減にしろよ、オーフィス、貴様気づかないのか?」
「気づく、何に?」
「オーフィス、貴様は大方そこの、確か要だったか、に頼ったんだろ?」
「うむ、だから、なに?」
「まだ気付かんのか?要や他の者に頼ってる時点で貴様は真の意味で私には勝てない。
もし、静寂を手に入れたとしてもすぐ私に奪い返されるだろうな。
つまり、そいつに他の者に頼ってる時点で貴様の負けなのだ。じゃあな、私はもう行く」
「・・・」
あぁ、これは完全論破だな。
オーフィスちゃんも黙って俯いちゃってる。
慰めるべきかな?でも、下手に声をかけたら消し飛ばされそ・・・
「それでも、我は、静寂が・・・」
・・・はぁ、仕方ないかな
「ん?要・・・」
僕はオーフィスちゃんの頭を撫でる。
そして、
「オーフィスちゃん、とりあえず、グレートレッドさんに勝てるまでうちに住むかい?」
「よ、う?いい、の?我、迷惑・・・」
「いいんですよ、これでも結構稼いでるし、家も広いからね。それにーー」
「それ、に?」
オーフィスちゃんは首をコテっと傾ける。
「そんな顔してる子を一人にできないでしょ」
オーフィスちゃんは無表情だから分かりにくいけど雰囲気でわかる。
オーフィスちゃんは今とても哀しい気分だろう。
そんな
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