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シスコンで吸血鬼で鬼ですが何か?
最悪な日に黒猫を
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取れ!』と、だから僕はできるだけトップを取っている。

 そして今、僕は久々に学校以外で外に出ている。
 理由は昨日の夜、紗凪とテレビの猫特集を見ていたら紗凪が猫を飼いたいって







 顔をしていた。

 ん?幾ら何でも気にしすぎ?
 いや、僕には分かる。分かるんですよ!
 紗凪は今、猫を飼いたがっている。
 だから、ペットショップに向かっている。
 生き物は本体を見ないと通販で買うものじゃない!

「猫かぁ、どんなのがいいかな?」

 に、にゃー・・・

 ん?今、何か聞こえたような?
 とりあえず何か聞こえたところに向かう。

 あ、そこにいたのは猫だった。
「なんだろう、運命的なものを感じる」
 なぜだか、口や腹から血を流している。
「なんだろう、あの時に似ている」
 あの時、つまり父さんたちの時だ。
「なんだろう、助けなきゃいけない気がする」



 あぁ、そうかこの子はなんだかあの時の紗凪に似ている。
 猫と紗凪がなぜか重なって見えた。
 オーラ的なものが似ていた。
 あの時、殺気(本能)を発動した紗凪に似ている。
 いや、あの時の紗凪より、絶望した。
 そんな、殺気(本能)だ。
「つれて、帰ろう」
 
 今、この子を連れて帰らないといけない気がする。
 そうしないと、後悔する気がする。

 そう、気がするだけだけど僕の本能がそう言っているんだ。
 それに、紗凪も猫を飼いたがってたし丁度いい。

 僕は黒猫の傷を妖術で治し、抱えて家に帰った。





 因みに、帰ったら紗凪が飛び上がって可愛い!と、言いながら喜び回った。
 それだけで、この子を連れてきたのが正解だと思った。あ、僕も撫でたい!
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