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カツラ:「昔むかし、人とポケモンが
共に生きているカントーのあるところに、
お父さんとお母さんが住んでいました。」
ヒカリ:「はいっ、、、え?」
ヒカリ(お父さんとお母さん?)
カツラ:「お父さんとお母さんは
大変仲睦まじく、いつも
幸せに暮らして居ました。そして、
とある夏の夜、その夫婦は晩に空を見つめ、
”神様、どうか私達に赤ん坊を下さい”と
お星様にお願いをしました。」
ヒカリ(あっ、昔話っぽくなったわ)
カツラ:「すると、どこからかわからない
お空の遠くから、
”わかりました。とても仲睦まじい貴方がたに、
赤ん坊を授けましょう、ただ、赤ん坊が1人だと
その子はとても寂しい思いをするので、
貴方がたには、2人の赤ん坊を授けましょう。”
と、声が聞こえたのです。」
ヒカリ:「、、、」
カツラ:「夫婦はその声を神様の声だと思い、
”神様、ありがとうございます。神様から授かる
2人の赤ん坊、我々夫婦にとって
この上無い幸せでございます。”と、
非常に喜びました。、、、しかし、神様は
悲しげな声で夫婦にこう言ったのです。
”良いですか?、、、2人の赤ん坊が
産まれた時、決してその2人を離れ離れにしては
いけません。いつ如何なる時も、
貴方がたが、同じ飯を食わせ、
同じ床の間で眠り、同じ愛情を注ぐ事を
赤ん坊に誓うのです。そして、心が芽生えた時は
ポケモン達と戯れ、ポケモン達の中で
健やかな時を育む事を約束するのです。
それは、赤ん坊の為でもあり、
貴方がたの為でもあり、そして、
世の為でもあるのです。”と、、、。」
ヒカリ(どういう意味かしら、、、)
カツラ:「すると夫婦は、
”神様、わかりました。我々夫婦は
いつ如何なる時も、2人の尊い赤ん坊に
同じ飯を食わせ、同じ床の間で眠り、
同じ愛情を注ぐ事を赤ん坊に誓います。
そして、心が芽生えた時はポケモンと戯れ、
ポケモンの中で健やかな時を育み、草や花、
そしてポケモンを慈しむ事の出来る立派な人に
育つよう、願いを込め見守り続けます。”と
神様に約束をしました。それを聞いた神様は、
”私も、貴方がたと2人の赤子、
そしてその末裔が
泰平の世で幸せに生きる事を、
永い眠りの中で見守って参ります。
忘れないで下さい。、、、命とは、
別の命からの授かり物。
決して他の者が操り、命運を決めては
ならないという事を”、、、。それを聞いた
夫婦は深く頷き、そして、お空からの声は
聞こえなくなりました。」
ヒカリ:「、、、」
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