―決戦前夜―
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儀式魔法のデッキからのサーチか墓地からのサルベージ。墓地から《機械天使の儀式》が回収されるととともに発動され、手札の《サイバー・プリマ》が素材となっていく。
「儀式召喚! 《サイバー・エンジェル−弁天−》!」
同じく先のターンに《サイバー・エンジェル−荼吉尼−》の効果によって回収していた、明日香の儀式のフェイバリットこと、《サイバー・エンジェル−弁天−》が儀式召喚される。《サイバー・エンジェル−韋駄天−》のサルベージ効果により、容易く機械天使たちが二体、フィールドに並ぶが――
「行くわよ遊矢。私自身の力で!」
――フィールドに二体、並ぶ。
「二体のサイバー・エンジェルでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
ダークネスに囚われたレイとの戦いによって得た、明日香自身の力――明日香自身のナンバーズ。一年からどころか、先の引き分けとなったデュエルの時にも持っていなかったため、失念していた氷の少女がフィールドに君臨していく。
「集いし想いよ! 熱に溶ける氷のように、一つとなりて少女に宿れ! エクシーズ召喚! 《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》!」
レイピアを武器とする、ドレスアップした氷の少女。それが明日香自身のナンバーズとして君臨した、《No.21 氷結のレディ・ジャスティス》だった。
「レディ・ジャスティスの効果! オーバーレイ・ユニットを一つ使うことで、相手の守備表示モンスターを全て破壊する!」
こちらのモンスター――《スターダスト・チャージ・ウォリアー》は、先の明日香の魔法カード《ドールハンマー》によって守備表示。レディ・ジャスティスが自身の得物であるレイピアを大地に突き刺すと、氷がツタとなって《スターダスト・チャージ・ウォリアー》に絡みついていく。そしていつしか、氷が《スターダスト・チャージ・ウォリアー》をも覆っていき――
「手札から《エフェクト・ヴェーラー》を発動!」
――氷の侵食が止まった。手札から放たれた《エフェクト・ヴェーラー》に包み込まれ、レディ・ジャスティスは一瞬にしろ効果を全て失ったのだ。
「ここで《エフェクト・ヴェーラー》とはね……フィールド魔法《コート・バトル》の効果を発動。このフィールドに乗っているカウンターを、全てレディ・ジャスティスのオーバーレイ・ユニットに出来るわ」
遂に明かされるフィールド魔法《コート・バトル》の効果。今まで破壊される度に溜まってきたカウンターを、全てエクシーズモンスターのオーバーレイ・ユニットにすることが出来るという効果であり、三つのカウンターがレディ・ジャスティスに吸収されていく。
「《スターダスト・チャージ・ウォリアー》は破壊できないけれど……それ以外はやらせてもらうわ。魔法カード《大嵐》を発動し
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