機動戦艦ナデシコ
1447話
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声が似ているだけに、その辺の差異を十分に楽しむ事が出来る。
……本人にその自覚がないというのは、正直どうかと思うんだが。
「ま、なんなら明日にでもナデシコ世界のネットを覗いてみるといいかもな。そうすれば誰がどんな風に言われているのかというのは分かるだろうし」
……まぁ、ネットでは匿名性が高い分、賞賛するコメントがある一方で、嫉妬丸出しのコメントをする者もいるだろう。
特にこのナデシコ世界でメジャーデビューをしていない歌手にしてみれば、実力的には自分達の方が上だと言っている者すら現れても不思議ではない。
「何だか怖いような、楽しみなような……微妙な気分です」
「そうか? まぁ、必ずしも良い事だけって訳じゃないんだし、そう考えればやっぱり止めておいた方がいいのかもしれないけど。その辺はあくまでも自己責任って事になる」
そう告げると、やっぱり怖いのかミーアは少し視線を彷徨わせる。
「……あ、そうだ。そう言えばアクセルさんって転移魔法とかいうのが使えるんですよね? なら、明日今回のライブに参加した人達を誘ってどこかに遊びに行きませんか? その、無理にとは言いませんけど……」
話を逸らすようにして、ルナマリアがそう告げてくる。
……そうだな。折角こうして来たんだから、ナデシコ世界のどこかに遊びに行ってみるのも面白いかもしれないな。
「分かった、検討してみる。ただ、人数はそんなに多く連れて行けないから、ミーアを含めて歌手とその周囲の者達くらいになるぞ?」
「はい、それでいいので是非お願いします!」
まさか許可を貰えると思わなかったのか、ルナマリアは満面の笑みを浮かべてそう告げるのだった。
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