機動戦艦ナデシコ
1447話
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のはランカがしっかりと結婚してからだと決めているらしく、その辺でギクシャクしてるとかなんとか。
まぁ、ランカの結婚相手となればアルトなんだろうが、そのアルトは何気に女に対する押しの強さがない。……正確にはない訳じゃないが、驚く程弱い。
つまり結婚するにしてもランカの方から攻める必要があり、そのランカも何だかんだと恋愛については積極的になれない。
これでアルトを好きな相手がもう1人くらいいれば、ライバル心から負けずに押しの一手となる可能性もあったんだろうが……ランカだけだしな。
しかも、そのランカも今はマクロス世界のトップアイドルだけに、スキャンダルは色々と不味いという問題もある。
さて、オズマとキャサリンが結婚するのはいつになるのやら。
頑張れと、少しだけ好奇心からの応援を心の中ですると、そのままミーア達へと声を掛ける。
「お疲れさん。今回のライブは大成功だったな」
「アクセル代表!?」
『アクセルさん!?』
ミーアとホーク姉妹で俺への呼び方が違うが、この辺は仕方のないことだろう。
ルナマリアやメイリンとはシミュレータとかやったし。
ああ、でもリハーサルの時ここに連れてきた時は、俺もそれなりにミーアとは親しく話したつもりだったんだが。
「そう固くなるな。今は折角の打ち上げなんだから、存分に楽しめばいい。無礼講だ、無礼講」
そう告げると、ようやくミーアの身体から緊張が抜ける。
……それでも俺に馴れ馴れしい態度を取ったりはしないが。
よく無礼講だって言われたのをいい事に、社長の頭を叩いたりとかいうハッチャケた新入社員の話を聞いたりもするんだが、さすがにそこまでの騒ぎにはならないだろう。
いや、俺の場合は無礼講って言ってるんだからそこまで気にしたりはしないんだけど。
「明日はこっちで遊ぶんだったよな。……まぁ、昨日の今日だとあまり大っぴらに外に出たりは出来ないだろうけど」
「そう、なんですよね。私やメイリンはいいんですけど、ミーアさんは今日の件で絶対に目立っちゃいましたし」
「……私、そこまで目立ってなかったと思うんですけど。ラクス様やシェリルさん、ランカさんといった方々の前だと、どうしても私の影は薄くなってしまいますし」
少し自信なさげなミーアだったが、それは自己評価が低い。
実際、ライブでミーアがソロで歌っていた時にも、観客達は大騒ぎをしていたのだから。
もし今の状況でミーアが街中に出ていけば、間違いなく一騒動起きるのは確実だった。
「ミーアも十分に魅力的な歌声だったと思うぞ。ラクスの声に似てはいるけど、別方面でその実力を発揮しているし」
大人しい感じのラクスの歌とは裏腹に、ミーアの歌はラクスに似た声でありながら、今風の激しい曲だ。
ラクスと
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