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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第242話
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〜真・煌魔城〜



「あの方は……!」

「結社の元”蛇の使徒”の第七柱――――”鋼の聖女”アリアンロードにしてシルフィアの生まれ変わりでもある”槍の聖女”リアンヌ・ルーハンス・サンドロッドか。」

「へっ!?じゃ、じゃああの人がシルフィアさんの生まれ変わりの元”蛇の使徒”!?」

「”鋼の聖女”がシルフィアさんの生まれ変わりである事はワジからの報告を聞いて知ってはいたけど、まさかホンマに伝説の”槍の聖女”が今も生きていた上結社入りして、更にメンフィルに寝返るなんてな……」

「……ヘミスフィア卿の報告では総長と同等か、下手をすればそれ以上の強さとの事だけど………」

リアンヌ達の登場にロカは目を見開き、セリカの説明を聞いたエステルは驚いてリアンヌを見つめ、ケビンは疲れた表情で真剣な表情をしているリースと共にリアンヌを見つめた。

「や、”槍の聖女”に”鉄機隊”………!」

「フフ、まさかこのタイミングで最強の援軍が来てくれるとはね。」

一方トワは驚き、アンゼリカは口元に笑みを浮かべた。



「ハハハハハハハッ!会いたかったぞ……”槍の聖女”!貴様も双界の命運がかかったこの決戦に必ず現れると踏んでオズボーン宰相の誘いに乗り、我が身一つで貴様と斬り合える事を待ち焦がれていたぞ!」

「………………」

オーレリア将軍は声をあげて笑った後不敵な笑みを浮かべてリアンヌを見つめ、見つめられたリアンヌは何も答えず静かな表情でオーレリア将軍を見つめていた。

「マスター自身の手で討ち取られていながらもなお、マスターを超えるという野望を諦めない事はもはや感心に値するが……」

「その為だけに双界の多くの人々の運命がかかったこの決戦で我々を阻もうとするなんて、”人として”失格ね。」

「フッ、”化物”揃いの”執行者”に並ぶ強さを持つ”鉄機隊”が”人”を語るとはな。」

「その言葉、元”執行者”のレーヴェにもそっくりそのまま返ってくるんですけど?」

「ハハ………」

オーレリア将軍の様子を見たアイネスは静かな表情で呟き、呆れた表情で呟いたエンネアに静かな笑みを浮かべて指摘したレーヴェの言葉を聞いてジト目になって呟いたエステルのレーヴェへの指摘を聞いたヨシュアは苦笑していた。



「―――どうやら死してなお、私を超える為ならば例え民達を犠牲にしてでも叶えるという愚かな理想を抱き続けていたようですね。ならば、生まれ変わった貴女がその愚かな理想を叶える為に後の災厄となる事を防ぐ為にその”原因”である私自身の手で今度は魂ごと貴女を滅し、後の災厄の種を刈り取らせてもらいます。――――デュバリィ、エンネア、アイネス。貴女方は”黒旋風”の相手をお願いします。」

「「「御意!」」」

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