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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”嵐の剣神”誕生秘話〜後篇
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「なんだって!?」

「き、君もセリカさんやフェミリンスさんのように”神”なのか………!?」

「なるほどね!レシェンテちゃんは”神”クラスと言ってもおかしくない可愛さだもんね!」

「……一人ほど、戯けた事を口にしているが……まあいいじゃろう。」

自分の発言に驚いているリン達の中で唯一予想とは斜め方向の言葉を口にしたエオリアに呆れていたレシェンテは気を取り直して詠唱を開始した。



「天光満る所に我はあり!黄泉の門開くところに汝あり!出でよ!神の雷!」

レシェンテが地面に巨大な魔法陣を発生させて両手を空へと掲げると、晴れていた空に雷雲が発生して太陽を覆い、その場を暗くした!

「なっ!?」

「さっきまで晴れていたのに急に雲が……!?」

「―――いえ、あれは雷雲よ!」

「………まさか。”神”は天候まで変えられるのか……?」

急に暗くなった空を見たミシェルとリンは驚き、エオリアは真剣な表情に叫び、アリオスは目を見開いてレシェンテを見つめていた。そして雷雲からすざましい雷を帯びた巨大な大剣から現れ

「力の違いを見せてやろう!インディグネイト・ジャッジメントッ!!」

そして大剣が何もない地面に落下した瞬間、その場に大地震を起こした後クロスベル自治州全体にまで轟かせるほどの轟音を立てると共に街道全体を照らすほどの閃光が走り、さらに雷雲から雷が雨のように降り注ぎ、全てが終わると空は晴れ、大剣が落ちた場所には焼き焦げた跡を残した巨大なクレーターが出来ていた!



「………………………」

レシェンテの圧倒的にして超越的な力にミシェル達は絶句し

「こら―――――――――――ッ!幾ら何でもやりすぎよ、レシェンテ!!クロスベルに住んでいる人達がビックリするでしょうが!?」

「少しは加減しろ。」

エステルはレシェンテを睨んで怒鳴り、セリカは呆れた表情で指摘し

「いや、間違いなくみんな驚いているから。」

「クロスベルの人達、混乱していないといいんだけどね………」

「急に空が暗くなった後あれ程の大地震や轟音が起これば普通ならば驚きますわ。」

エステルの言葉を聞いたヨシュアは疲れた表情で指摘し、ミントは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、フェミリンスは呆れた表情で指摘した。



「ハ、ハハ………た、確かにこんなのもう、どう考えても”人間業”じゃねえな………」

「それどころか現存の兵器でもこんな事ができないよ………」

「まさに”神”の所業だな………」

そして我に返ったスコットは表情を引き攣らせ、リンは疲れた表情で溜息を吐き、ヴェンツェルは重々しい様子を纏ってレシェンテを見つめていた。

「…………………………(彼ら
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