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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜”嵐の剣神”誕生秘話〜後篇
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て絶命してしまいますわ。」
セリカが放った最後の剣技を知っているエステルはジト目になってセリカを見つめ、エステルの推測を聞いたヨシュアとミントは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、フェミリンスは静かな表情でアリオスを見つめ
「ま、当然の結果じゃな。」
「フフ、さすが主ですね。」
レシェンテとリタはそれぞれ口元に笑みを浮かべてセリカを見つめていた。
「ハッ!エオリア……じゃなくて、フェミリンス!お願いだからアリオスの傷をすぐに回復してあげて!」
「―――わかっていますわ。――――大いなる癒しの風!!」
そして我に返ったミシェルの指示に頷いたフェミリンスは傷ついたアリオスに治癒魔術を放ってアリオスの傷を完全回復した。
「ハア、アリオスを軽く超える強さの人をサポートに付けたら逆にサポートを付けられた遊撃士達が足手纏いになる気がしてきたわ………」
「だからセリカ自身も言ったじゃろうが。セリカ自身を主体に行動させた方が効率がいいと。そしてセリカの補佐をできるのはエステル達を除けばわらわとリタだけじゃ。」
疲れた表情で溜息を吐いたミシェルの推測を聞いたレシェンテは呆れた表情で指摘した。
「そう言えばさっきから気になっていたのだが………二人ともそんなに強いのか?」
「そっちの幽霊の嬢ちゃんの強さは以前の”怪物”事件で知っているけど………それでもあたし達と同じぐらいのレベルと思っているんだけど。」
レシェンテの指摘を聞いたスコットとリンは不思議そうな表情でレシェンテとリタを見つめた。
「フフ、あの時は”かなり”手加減していたんですよ?」
「ちなみにリタは”リベールの異変”での時、ジンさんと一緒にヴァルターを相手に戦って無傷で勝利していますよ。」
「なっ、ヴァルターってまさか!?」
「リンや”不動”と同門であった”結社”の”痩せ狼”か!」
「レ、”
執行者
(
レギオン
)
”を相手に無傷で勝利って……ありえなくねえか?」
ヨシュアの話を聞いたリンは驚き、ヴェンツェルは目を見開き、スコットは表情を引き攣らせ
「何を言っているのよ!?リタちゃんはすっごく可愛いのだから強くてもおかしくないわ!」
エオリアは真剣な表情に叫んだ。
「どういう理屈じゃ………」
「ア、アハハ………」
エオリアの叫びを聞いたレシェンテは呆れ、リタは冷や汗をかいて苦笑していた。
「まあ、その娘の強さに関してはリベール各支部からも報告を受けているからそれでいいとして……レシェンテだったかしら?随分自分の実力に自身があるみたいだけど………よければみせてもらえないかしら?」
「よかろう!”神”であるわらわの力に驚くがよい!」
「ハアッ!?
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